アパレル販売員の為のマーケティング講座 No2 マーケスキルで「いかに買ってもらいやすい状態でお客様が来てくれるか?」を作り出す

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイ(@Playtopseller)です。

マーケティングスキルは店舗販売員のセールスを助けてくれるスキルです

先週からスタートしました連載シリーズ「アパレル販売員の為のマーケティング講座」
1回目はこちらですね。

アパレル販売員の為のマーケティング講座 No1「店頭セールスをイージーセールスにするマーケスキルとは?」

前回の話の中で「そもそもマーケティングってなに?」って話がありましたよね。
Marketingって正確な日本語の翻訳存在しないんですよ。
アメリカから入って来た概念で、よく言われるのが「勝手に売れる仕組みを作る」こと。
セールスを仕掛けることなくお客様が「欲しい」と思ってくれて勝手に探して、勝手に買いに行きてくれる。
これが理想形だと言われています。
え?販売員いらなく無いですか?という話になりそうなんですが、今までの日本で本格的にマーケティング部署を設置して実施している企業自体が少なかったんです。
理由は。特にアパレルはバブルが時弾けても、リーマンショックがおきても、それなにりに勝手に売れていたからです。
日本企業が海外ブランドのライセンス展開はありましたが、ハイブランド系以外の純潔外資があまり上陸しておらず、国内需要に対して日本国内企業だけでパイの奪い合いをしていたから、それなりにお客さんが分配されていたんです。
ですが、今は外資が参入し店舗数も増え、お客様を取り合っている状態です。
完全に供給企業の過剰であり、オーバーストアであり、在庫過多。
しかも大手外資企業はマーケティングを駆使してきて、店頭で勝手に売れる仕組みを仕掛けてきました。
日本の既存企業は「集客する事なくとも来店してくれていたお客様に対して店頭でのセールス」という形でしか対応していなかったので大ダメージです。
「集客」というところですでに負けてしまっていますからね。
いくら店頭での「セールス」が強くてもお客様来ないと、、、って話です。
 最近では日本の既存アパレル企業も「マーケティング」という言葉を使いだしましたが、例えば百貨店ブランドを展開する企業などで、まともにマーケティングが機能しているところなんてありません。
結局はいつまでも店頭に「なんで売れないんだ」の一辺倒では無いですか?

マーケスキルで「いかに買ってもらいやすい状態でお客さんが来てくれるか?」を作り出す

前置きが長くなりましたがマーケティングスキルを身につければ「販売員がいらなくなるんじゃないか?」と一番最初の話に戻りますが違います。
来店したお客様が接客も受けずに勝手に買っていってくれる事自体は良いと思いますが、僕が伝えたいマーケティングスキルは「いかに買ってもらいやすい状態でお客さんが来てくれるか?」なんですよね。
もう少し突っ込んでいうと「継続的に優良な見込み客を集客できる」そんな状態を作り出すマーケティングです。
そのマーケティングの最後の部分、集客し成約率をよりあげる為に皆さんの接客スキルを発揮してもらえるようします。
では来週までの宿題を1つ!!
<問題>
どこまでがマーケティングの分野で、どこまでがセールスの分野でしょうか?
1 顧客の認識
2 顧客からの認識
3 顧客からの関心
4 顧客からの優先
5 購買意欲
6 購入
7 ロイヤリティ
8 宣伝活動
まずはここを理解しておかないと先に進めないので、一度考えてみてください!!
答えは来週の記事で!!

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。