お久しぶりですね。先月は5週まであったのでなんか大分久しぶりな気がします。あまりに期間があきすぎて「あれ?自分の担当日間違えてる?」と不安に駆られて毎日8時間しか寝れませんでした…。
こんにちは、kaz(@kazusanvmd)です。
さてさて、今回は前回のVMDという職種の中でもいろいろあるよ!的な紹介記事からVMDなら(目指すなら)持っていた方が良い知識シリーズの第一弾として色彩についてです。
(前回の記事はこちら)
細かくこの色はこんなイメージを持ちますよーと、いう紹介ではなくそれらの知識を得るためにはこんな勉強をすれば…とか、なぜ必要な知識なのか?など方向性を示していきたいと思います。
それでは、スタート!
ナゼ色彩心理の知識が必要か?
色は心理的、生理的に印象を与えるので、言葉で伝えられる(人柄や見た目)に左右されず自分が受けた印象をダイレクトに感じられるので素直に受け入れてられる。これを使って視覚的コミュニケーションを取る(狙った印象を抱かせる)のがVMD。その後に何故そう感じるのか?を説明するのが言葉。なので色彩心理の基本を知ると何故そのような色合わせでコーディネートしたのか?ディスプレイしたのかを的確に伝えてこちらの意図を浸透しやすくなり、ここを言語化出来るか出来ないかで店頭スタッフとのコミュニケーションの質が変わる。
言語化出来なければ何となくで勝手売り場を変えて帰る人=信頼されない。に、なってしまうので気を付けましょう。
色彩と色彩心理を学ぶには
簡単なのは色彩検定3級を勉強するのが良いかと。似ているものにカラーコーディネーター検定がありますがこちらは商工会議所主催の資格でファッションよりも環境系に強みを持ちます。都市の色彩計画などですね。どちらも3級から1級まであり(色彩検定はUC級と言うのが2018年から新設されてますがこちらは加齢による色の見え方の変化などを加味した配色などが出来る人を目指す資格)数字が小さい方がより上位の資格となります。ただ、ことVMDに関してだけ言えば3級の勉強するだけでも十分です。今VMDをやっていて専門学校時代に取得した人以外はほぼ持って無いと思う…。大切なのは見え方の仕組みや与える印象、組み合わせの良し悪しなどを判断できる知識を持つ事、対比や同化などの手法を理解して最適な配置をできるようにする事です。
そんな訳で色彩の勉強するなら色彩検定3級のテキストがオススメです。僕もこれで勉強しました。資格取る気だったけど面倒になったなんてことはナイデスヨ。
色彩検定で学ぶ事
色彩検定の勉強はこんな感じの事を学びますってのちょこっと紹介。
・色の見える原理
眼球の構造と神経系や、スペクトル(光の波長の違いが帯状に投影された虹色)の説明など。
・色相環
色の環を用いて色の流れを知る。その環の位置関係により相性の良い色や違いを引き立てる色などを覚える。
・カラートーン
明度と彩度の似ている色のグループ。それらの名称などと、与えるイメージ。
・配色
トーン配色や対比など。
・色の与えるイメージ
暑い、寒い、危ない、柔らかやなどの心理的印象。
などの色の基本を学びどうのように配色すればどんな印象を与えられるか?を学びます。これらを学ぶ事で何故そう見えるのか?そう思うのか?という印象を明確に言語化できるようになり、人に説明ができるとともに自分が伝えたいイメージを的確に具現化できる武器となります。
ちなみにこのリンクは3級の出題例です。
これを見れば勉強内容が分かり易いかと。
https://www.aft.or.jp/feature/exam3.html
(参考サイト)aft色彩検定検定HP
これらはネットで調べればある程度の知識は出て来ますが本格に勉強するには本の方がオススメです。細かく詳しく記載されているので間違いないです。特にAFT(色彩検定の主催)が発行しているものは安心ですね。公式のテキストは新品2,000円、中古500円程度買えるのも気軽で良いですよ。決して回し者じゃないよ。
おまけ
入卒シーズンのピークに向けて打ち出しを強化されると思いますが「それっきり」では無くて「今後も」使えると思わせるコーディネートで提案する事が重要です。そんな時の「オン、オフ」の変化をつけるアクセサリーや雑貨の提案も合わせて出来るとなお良いですね。
これだけサブスクリプションに慣れた環境なので買い切り、使い切りよりも継続をイメージさせる工夫で他と差をつけていきましょう。
それではまた今度。
VMDに関する過去記事はこちら
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