パーソナルスタイリングの勉強 どこから手をつけたらいい?

こんにちは!モリオカです!

またまた、SAKIさんから有難い質問を頂きました。

そうですよね、僕自身も色々と手探りで諸々の勉強をして資格を取ったりしてきましたが
今は認定講師の方がとても増えたり
横並びの資格も多くなってしまっていて
「どれを受ければ・・?」となりやすい状況だと思われます。

何から学べばいいのか?
という部分と
自分が学んできた経歴やどう学べばいいか?などについて、今回はご紹介させていただきますね!

色々ある理論の中で何から学ぶ?

<似合う>を言語化する理論のおさらい

前回のこちらの記事で
今までで自身が学んできた理論について、解説をしております。

簡単にまとめると

似合う<色>→パーソナルカラー
似合う<シルエット、素材>→骨格診断理論
似合う<柄、ファッションテイスト>→顔タイプ診断理論

で導けるようになります。

今回は
3つの理論を「どう学ぶか?」を解説した上で
「何から手をつける?」という所についてお話をさせていただきます!

パーソナルカラー

色が人に与える効果①色相

色が人に与える効果②明度

色が人に与える効果③彩度

色が人に与える効果④清濁

パーソナルカラーには4つの要素があります。前記事にて全ての解説をしておりますが
①色相→色がイエローベース寄りか?ブルーベース寄りか?
②明度→色が明るいか?暗いか?
③彩度→色が鮮やかか?落ち着いた色か?
④清濁→クリアな色か?マットな色か?(素材の凹凸感も関連してきます)

この4つの要素を踏まえて、お客様によりマッチする、引き立てる色の属性を提案するのが
パーソナルカラーです。

診断士になるならともかく、「接客で活かす」という面においては
②明度、③彩度に関しては誰でもわかりやすい部分なので
①色相 ④清濁
この2つの要素がどんな効果を及ぼすか?をインプットした上で、この要素の色の見分けに慣れて頂ければ
高い金額を払ってまで講座を受ける必要もないかもしれませんね。

なので、パーソナルカラーにおいては
日々、4つの要素を見分ける事に慣れておく+どんな効果を及ぼすかを
アウトプット出来るようにしておくのが大事だと思われます。

◯自身が学んできた経歴
・NPO日本パーソナルカラー検定
こちらのモジュール2を受験後 モジュール3を受験。
モジュール2が2級で、座学の部分を集約した検定
モジュール3が1級で、実際にドレープで色の属性を見分ける試験です(パーソナルカラーアドバイザーの称号が付与されます)

・新パーソナルカラー診断士
カラー検定で色の見分けには若干慣れましたが
お客様にどう変化を及ぼすのか?を突き詰めたかったので、診断士の資格までとりました。
講座は高額の為、金銭面での検討は必要になりますね。

骨格診断

販売に役立つ骨格診断①ストレートタイプ

販売に役立つ骨格診断②ウェーブタイプ

販売に役立つ骨格診断③ナチュラルタイプ

その人の肌質や骨の形、筋肉や脂肪の付き方などのボディラインの構成から
似合う<シルエット>と<素材>を導く骨格診断理論。

今こちらを学べる協会は大きく
・ICB
・骨格スタイル協会
がメジャーな所でしょうか?
他にも個人が立ち上げられたような所も最近は増えてきており。

骨格関連の書籍も増えてはいる為
骨格3つのタイプである<ストレート、ウェーブ、ナチュラル>が
どのような特徴を持っているか?はある程度書籍や
僕の前記事でも3タイプの解説があるので分かるかと思われます。

ある程度3つのタイプの特徴をインプットした上で
そのタイプの魅力を引き出すスタイリングを座学で徹底的に学べば
<販売に活かす>という面では十分かも知れません。

ただ、講座で実際に実践や3タイプの見分けを講師から学ぶ方が圧倒的に飲み込みが早いので、より的確な提案をするとなれば
講座を受ける必要性があるように感じます。

◯自身の学んだ経歴
・骨格スタイルアドバイザー認定講座 3級受講
3級は、診断ができる資格ではなく、どういうモノか?を知る講座。
販売に活かす という所ですと3級を受けてみるのは良いかもしれません

その後2級受講→1級受講と
骨格スタイル協会で一通り学びました。

顔タイプ診断

その人のお顔が大人っぽいか?子供っぽいか?女性的か?男性的か?などの
お顔立ちの特徴、持つ印象等から似合う<ファッションテイスト>や<柄>を導く顔タイプ理論。

「似合う柄」の見つけ方

似合う<柄>を部分的に、顔タイプ理論からこちらにて解説をしております。
顔タイプの理論を集約した記事をまだ挙げていなかったので、それはまた後日に!

こちらは理論自体が出来てまだ数年の為、学べる所は
顔タイプ協会 ですね。

こちらも関連書籍が増えてきている為
簡易にどのような理論か?を学ぶには
書籍を見ていただくと良いかと思います。

この顔タイプ理論も、骨格理論同様
・直線要素 曲線要素
・大人顔 子供顔
この部分の特徴をインプットした上で、そのタイプに応じた魅力を引き出す方法を座学で学ぶ。

ただやはり、より学びたい方は講座を受けるのが手っ取り早いかなと。。

実際に診断が出来るようになる為の一級アドバイザーは受講料が高額ですが
二級は顔タイプがどんなモノか?を知る為の講座の為比較的安価となっております。

◯自身の学んだ経歴
顔タイプ協会にて 顔タイプアドバイザー 一級受講

以上、3つの理論について解説致しましたが

自身が販売において重要度が高いと感じるのは
骨格診断理論→顔タイプ理論→パーソナルカラー

学ぶのが比較的容易なのが
パーソナルカラー→骨格診断理論→顔タイプ理論

ブランドにもよる部分は大きいですが
やはり潜在的にも悩みとして多いのは
「スタイルを良く見せたい!」という声。
そこにダイレクトに影響してくるのが骨格診断理論なんですね。
なので個人的に重要度は高いと感じております。

比較的勉強に取り組みやすいパーソナルカラーは
・色相等の4つの要素の<①見分け方 ②及ぼす効果>のインプット
・似合うか否か?のジャッジはその及ぼす効果がお客様に良い影響を与えているか?
を日々検証を繰り返す事ですね。

自分の得意だと思う部分をより伸ばせる部分を学んでも良いと思いますし
自分が苦手だと思う部分を補完できる部分を学んでも良いと思います。
僕自身はウィメンズファッションがあまりにも何も分からなかった為に全て学びました笑

現状行なっている、トレンドも踏まえたファッションの提案に
「似合う」のロジックが加われば、よりお客様の問題解決に繋がるのではないかと思います!

講座を受講するのが難しい方も多いと思いますので
皆様にお役に立てるパーソナルスタイリングの発信を
これからも頑張っていきます!

それではまた次週!

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。