こんにちは、ヨツモトです。
「VMD」
アパレルの世界で仕事をしていれば、誰もが一度は聞いたことがある職業。
でも実際どんな仕事してるのかは「?」な人も多いんじゃないでしょうか?
「ディスプレイする人?」
「レイアウトする人?」
「商品並べる人?」
多くの販売員の認識としては、そんな感じかもしれません。
むしろ「VMD」って本当に必要ですか?
店頭の販売員の方が、よっぽどMD理解できてやってますけど!?
って、言われる原因は残念ながら多くのVMDが本来の仕事ができなく
「V=ビジュアル」だけの仕事の部分しか見えないからです。
しかも、多くのVMDは「MD」の部分が「弱い」。
「MD」があってこその「V」なのに、そこが弱い人間が「VMD」ができるわけもなく
ただの「ディスプレイおじさん」になってるだけ。
実際に僕も先日ある話を聞いて
VMDっていう仕事は近いうちになくなるなって確信しました。
これからは
「VC」が必要とされる時代です。
そもそも何のためにVMDが必要なのか?
VMDの前に「MD」を知っておかないと話にならないので、
まずは「MD」のおさらい。
MDとは、マーチャンダイジングの略称。
マーチャンダイジングとは、新商品・製品・サービスの開発や調達を通じて、
戦略的に品揃えを行う活動のこと。商品やサービスを販売したい適切なターゲットに対して(逆から言えば販売したいターゲットに対して適切な商品やサービス)、
適切な場所、タイミング、価格、量などのマーケティングミックスで供給すること。
上記の説明を読んでもらうとわかると思いますが販売員にとって自分があつかうブランドや店舗のMDが
優秀かどうか?は非常に重要になってきます。
このことを踏まえて「VMD」とは?ですが、
VMDとはビジュアル・マーチャンダイジングのことで、視覚に訴えながら、
お客様の購買を喚起する、ディスプレイによるマーケティング手法。
上記の2つを読んでもらうとわかると思いますが、つまり「VMD」の仕事は
「商品が売れる仕組みの中での視覚的な役割」になります。
VMDをするには、売れる仕組み作り=マーケティングの能力が必須になってくるのですが、
今の日本の「VMD」のほとんどはマーケティングを理解しておらず、ひどい人では
マーケティング=市場調査ぐらいの知識しかないのに「VMD」を名乗っている。
で、中身を見てみると「ただのレイアウトできる人」が大半になってしまっています。
そりゃ、現場の販売員からすると「いらない人」に見えてしまう訳です。
今から必要とされる「V」の仕事
基本的にはVMDは「物=商品」が起点となってされるヴィジュアルを使った
マーケティングの手法です。
ですが、今から必要とされる「V」は
「VC=ビジュアルコミュニケーション」
つまり、ヴィジュアルを使ったお客様とのコミュケーションを作る仕事です。
このヴィジュアルでお客様とのコミュニケーションを取ろうと思うと
一番必要になってくる能力はマーケティングの能力ではなく、
お客様が抱える問題点を見抜く能力が必要になってきます。
つまり、「優秀な販売員」のスキルが必須。
お客さんを起点とした発想がなければできない仕事になってきます。
マーチャンダイジングはMDにませればいい
先日、某アパレル大手の現役「VMD」本人が今後必要なのは「VMD」ではなく
「VC」であると僕に語ってくれました。
商品が起点になるマーチャンダイジングはMDの仕事であれば良い。
これからのVを扱う人間はお客さんにより伝わりやすいようにする仕事。
だから、自分で販売も上手く出来ないVMDほど必要がない。
今からの時代の主役は、より一層「お客さん」になってくるので
当然といえば当然な話なんですがね。
僕が話を聞いた方も、今はVMD職ですが店頭販売員の時はトップセラーだったからこそ
「VC」が必要であるって話も非常に説得力がありましたね。
売れる販売員こそ「V」を担当すればいい
僕が「VMD」の肩書で仕事をしている人で尊敬しているのは、
自身がちゃんとお客様に買ってもらえる販売員だったVMD。
このタイプで尊敬しているのがVMDコンサルタントの内藤加奈子さんです。
(今はVMDコンサルとは名乗ってないかな。)
直接面識はないのですが、この方も「めっちゃ売る」VMDですね。
ですので、いちいち言ってることに説得力があります。笑
他にも何人かいらっしゃいますが、一番メジャーな方です。
むしろこれからの時代は「VC」の時代。
販売ができる人達。
つまり、あなたの未来の一つになってくる仕事だと思います。
今の「よく分からない仕事してるお客さんに販売も出来ないVMD」は退場してもらいましょう。
「VC」も販売員の新しい未来の形の1つですね。
もっと詳しくVMDを学びたいならこちらの記事もどーぞ!!