新人販売員さんへ「こんな店長が居たから今も販売員やってます!」From Seller’s room

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイです。

店長さん、いつもご多忙ご苦労様です。でも、新人販売員が数多く配属されてくる時期だからこそ、少し聞いて欲しい事があるんです。

店舗の店長は販売だけでなく、店舗の管理や本部と店舗の橋渡し役の他、膨大な仕事量を抱えて毎日仕事をなさっていると思います。
特に今は効率化が優先され、店舗の販売員人数もギリギリで運営している店舗も多いですしね。
でも、少し思い出して見て欲しいんです。

僕たちが新人販売員の時に「あの人がいたから、今がある」
そんな経験ありませんでしたか?
今、あなたの店に配属された目の前にいる新人販売員は10年前のあなたと同じです。

そう、あなたが「あの人」になる。
今、そんなタイミングだと思うんです。

そんな10年前の自分を思い出して欲しくて、今日は全国の販売員さんが集まるグループ「Seller’s room」で募集した「こんな店長が居たから今も販売員やってます!」を掲載したいと思います。

みんな、ここまで販売員を続けてこれた裏に「あの人」がいたんですよね。

こんな店長が居たから今も販売員やってます!no1

「こんな店長が居たから今も〜」で言うと、
◎何を相談しても同じ目線で話してくれた。一つの正解ではなくて、沢山のアイデアをくれたから、いつも仕事に前向きになれた。

◎純粋にかっこよかった。
知識も豊富で、柔軟で、人柄も、ファッションもかっこよくて、そうなりたいと思ってずっとこの仕事を続けています。

◎信じれた。
仕事へのひた向きさ等から、いつも何故かその人を信じれました。信じれたから意見も出来たし。
信じれたから仕事も頑張れました!

どの店長も好きすぎて、
残業も全部楽しかったし、辛いこともあったけど全部いい経験、いい思い出、笑い話。
大好きな店長しかいませんでしたね〜。

思い出したらつい沢山書いてしまった。。笑

こんな店長が居たから今も販売員やってます!no2

以前働いていた会社で、人に厳しく、自分にはもっともーっと厳しく。という店長がいました。
でも理不尽な怒り方は絶対にしない方で、自分がお店で大切にしていること、販売員としてこれだけは守って欲しいこと、など叱る基準が明確でした。
同ブランド内では、あそこの店長は厳しい…と噂になっていたようですが、それを言っていたのは一緒に働いたことのない方ばかりでした。

基準は明確なので、細かいことでもダメならダメとはっきり叱ってきますが、接客などについては無茶は言わず、頑張った分はちゃんと感謝してくれました。
「こんなに厳しい基準を持ってる店長がありがとうって言ってくれた!」と、お店の役に立てたと認めてもらえたみたいでとても嬉しかったです。

やっぱり、理不尽に怒らない、人に言う分自分も努力する、ちゃんと感謝する、ってことが大切なんだなーと思います。
「理不尽に怒られた」と感じさせないためには、お店のスタッフとも基準が共有されていなければダメで、「視覚化」ですかね笑

今は私はその方とは別会社で店長やっていますが、店長職を目指したのは、この方のおかげだったので、今自分も上記のことにすごく気を付けています.

こんな店長が居たから今も販売員やってます!no3

前職の、マネージャーたちを束ねるマネージャーで、1人突き抜けた人が居ました。

圧倒的な美貌で『家売るオンナ』の三軒家万智みたいな人が、、、
自分のプライベートはほとんど明かさず、謎の美人。

言葉が堂々としていて強いせいで、しょーもない販売員(売れない・仕事出来ない)の間ではパワハラと言われたり嫌われていましたが、
この人が携わった店舗は必ず売上を上げてました。

仕事出来ない店長が言い訳しても切り崩す。
『今日は雨なので厳しいです』『あら!うちは駅直通で良かったね!お客様集まるわ~』とか(笑)

『売る‼️』ということを誰よりも声高に宣言してそのとおりにする姿に魅了されて、私もその『有言実行』のスタイルを引き継いでいます。

お店が変わっても個人的に仕事の相談や報告をさせて頂いて、この人のおかげで販売員としての勢いを保ちながらどの店でもトップで売り歩いています!

こんな店長が居たから今も販売員やってます!no4

異動が多く、いろんな店長と仕事をしましたが、今から思うと、店長には本当に恵まれていたと思います。

その中で、最も影響を与えてくれた店長は、「とにかくストイック」「異常なまでの販売力」これが凄かった。

ブランドでも有名な怖い店長で、胃に穴が空いて辞めていったスタッフもいた。
実際に自分もストックで吐きそうになった。

けど、誰よりも商売に真摯に向き合って、妥協しない姿勢は圧倒的でした。
販売力も異常にすごくて、自分の中で伝説的な接客も見れた。
当時の店長は早番で来る人はほとんどいなかったけど、その店長は誰よりも早く出勤して掃除してた。

なんでいつも早く来るんですか? 僕が掃除しときますよ。
と言っても「自分の店やから自分で掃除するの当たり前やん。」
そう言って黙々と拭き掃除してた。

店が売上いってても、個人売り取れなければ、閉店後がっつり落ち込む。
飲みに行ったら誰よりもハッチャケる。
そんな人間的な姿がめちゃめちゃ好きだったし、尊敬してた。

あの店長の元で2年働けたことは自分にとっての自信になったし、その店長と同じようなやり方は今では出来ないけど、心の持ちようは礎になってます。

めっちゃ怖かったけど。

「あの人」になって欲しい。

10年戦士のベテラン販売員や店長さん。
ちょっとだけ、思い出して見ませんか?
僕たちが、今日も販売員として店舗にいる理由になった人たちのこと。

そして、「あの人がいたから」の「あの人」になってくれませんか?

新人販売員さん。
最初は仕事キツイかもしれませんが、めげずに学んでくださいね。
この業界は素晴らしい先輩達が今も沢山いますから、なんでも聞いてください。

そして、10年後に「あの人がいたから」の「あの人」になってくださいね。

現役で活躍する販売員が集まるSeller’s room より。

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。