これから始めるD2CブランドはECサイトをあてにするな!

こんばんは

昼は暑く夜はまだ寒いので
中々季節の変わり目がつかめず
今もユニクロの極暖ヒートテックを
愛用してるむとうです。

久しぶりになりますが
前回はこれから個人規模で
アパレル業界に参入したい人向けに
クラウドファンデングについての
記事を書きました。

 

こちらから
《クラウドファンディングを活用しブランド立ち上げに初速をつける》

 

●ECだけに重点を置いたD2Cブランドは危ない

近年アパレル業界では
D2Cのモデルが広がり
多くの成功事例が出てきました。

※D2Cとは“Direct to Consumer”の略で
その名の通り、自ら企画、製造した商品を
店舗を介さ自社運営ECサイトで販売する事

 

現にネットにアクセスさえできる
環境があれば誰でもWEBショップを開設し
商品を販売できる環境があります。

更にアパレルでいうと
業界出身でない人も
どんどんアパレル業界に
参入してきています。

 

そして僕もその一人です。

時代の恩恵を受け
画家活動の延長で
丁度1年ほどですかね?

個人のプリントブランドを
展開しています。

 

他の畑からアパレル業界へやってきて
1年間活動し感じる事があるんですが

いくらD2Cブランドは
今の時代に合ってるといえど
そこだけしか見えてないブランドは
結局長続きしないなと思うわけです。

5%

アパレル 業界の人なら
ご存知かもしれませんが

この数字は日本の
小売り業界全体のEC割合です。
※アメリカは10%以上

現に購入した時点で
商品の手放しまでをイメージしている
メルカリネイティブもいれば
勿論そうでない人も沢山います。

 

●改めて実店舗について考えてみる

いくらWEBでの購買意欲が増そうが
結局実店舗でいい接客を受け
実物を見て購入する感動に
ECはまだまだ勝てない。

と、僕は思うんですね。

というのも
先日ネットで気になる財布を見かけ
福岡でも取り扱ってる店舗があったので
実際に商業施設へ足を運びました。

 

そのままAmazon等で買えば
いくらか安く買えましたが
実際にスタッフの方に
財布の特徴を聞いたり

レザーの質感や
経年劣化後の財布を
実際に触らせてもらい

いつも履くデニムの
ポケットへの入れ心地を
試させてもらったり

当たり前ですが
WEBではできない事が
実店舗では可能です。

 

実際に商品に触れてみて
自分はこれが本当に欲しいか
吟味する。

 

実際の商品を
自分の目で見て選ぶ。

 

これだけEC ECと言われていても
お客さんの中には無意識的
体験価値を求めています。

ちなみに僕も下見のつもりが
財布買って帰りました笑

 

まあ、例えば本など、
質感ではなく中の情報を求めて
購入するものに至っては
WEBでもいいでけど。

それ以外にも
『商業施設で実際に販売している』

これはお客さんにとって
大きな信頼にもなるはずですしね。

 

●POP UP への積極的な参加

ですが実際問題、
いくら実店舗を持った方が良いといえど
資金がないからEC販売をメインで
行ってるわけです。

そこで提案したいのが
“POP UP SHOP”の開催や
“商業施設合同催事”への参加です。

 

要はECだけではなく
実際に商品を展示して
お客さんに見てもらえる場を
積極的に作っていこう!

という事です。

 

POP UP等であれば
店舗を構えるほど
費用はかからないし

商業施設内での催事であれば
一定数の集客も見込めます。

 

費用としてはマージンが売り上げの
20%〜40%や高いところでは
50%以上と一見きつい数字に見えますが

D2Cでアパレルブランドを
立ち上げた初期はオススメです。

 

ちなみにPOP UPの場合は
個人で箱を借りて集客したり

商業施設での催事等は
直接施設へ問い合わせるか
各地方で催事を取り仕切る
オーガナイザーを介しましょう。

 

そしたら実際にどのようなお客さんが
自分のブースの前で足を止め
商品を見てくれているかも
観察できる機会になるし

コミュニケーションを取りながら
商品の良さを直接伝えることにより
購買にも繋がります。

もしかしたら
見込んでいたターゲットと
違う層からの購入が多かった。
なんて事もたまに聞きます。

 

たとえその場では
購入に至らなくても
お客さんがECへつながる
仕組みを作っておけば

後日サイトから
注文が入るなんてことも
勿論あるわけで

定数のリピーターを
維持するためには同時に
一定数の新規客、見込み客も
取り込み続ける必要があります。

 

このような理由から
新規のブランドはECだけでなく
定期的にリアルでの露出を
行なっていく必要があるんですね。

なお、スベらない為に自分の商品と
露出先の相性がマッチするかは
しっかり考えなきゃいけないのと

あくまで自分のフィールドは
ECという事を理解し
そのECを加速させるための
POP UP、催事にしましょう!

 

 

それでは
今日はこの辺で。

むとうでした。
そいぎね。

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武藤勇樹
About 武藤勇樹 7 Articles
1992年生まれ。高校生の頃からフリマサイトでアクセサリー転売を行いWEBからのお小遣い稼ぎを覚える。20歳の頃から通算5年間、居酒屋店長として飲食店のビジネスモデルを通しで学び、並行してデザインの独学、物販、コンテンツ制作販売などWEBマーケティングも学ぶ。クリエイター兼マーケター、双方の顔を持つ立場として、自身も個人でブランドを展開しており、アパレル業界に参入しはじめた個人のクリエイター達が作る『ローカルアパレルブランド』と、今や多様なサービスとコラボする『複合カフェ』を研究中。