「いいね」の次に来ると言われているお客様の消費行動に影響を与えるものとは?

こんばんは、トプセラ20時若手枠イーコマース担当の藤村です。

令和初日はいかがですか?
いいスタートを切れた方もそうではない方も
平成は31年、令和が何年続くかはまだ分かりませんが先は続いていきます。

その中の1日という事でラクにいきましょう!
(自分は昨日も今日も働いていましたが笑)

さて令和元年若手枠の一発目ということで少しだけ先の未来の話をしたいと思います。

 

ネットが発達していくと販売員さんたちの価値がどんどん上がるかも?

「いやいや、ちょっと待ってよ。
ネットが広まってECが始まって店頭以外でも買う場所が増えて大変なんだけど。」
という声が聞こえてきそうですね。

確かにかつてのようにはいかなくはなってきています。
お客さんの買い方も様変わりしました。

自分が担当する回ではそのあたりの「店頭とEC」の関係性について
いろいろな視点から活用できる部分、共存できる部分についてお話ししてきました。

という前提の上で
最近の世の中の動きを見ていると
どうも皆さんが危惧している状況とは異なる動きに今後はなっていくのではないかと思っています。

それが「今後販売員さんの価値はどんどん上がっていくのでは?」という事です。

お客さんがネットでモノを買う流れとして大きく2つあると思います。

1つ目が検索して価格で比較して最安値で購入という日用品なんかで多いパターン。
わざわざ買いに行くのが面倒だったり重いものなどをネットでポチるやつです。
どういう商品なのか知っているものが多いので比較対象は価格くらいでしょうか。

2つ目がテレビやSNSなどでたまたま見つけた気になる商品を
テレビならスマホかPCで調べて、SNSならそのまま購入サイトへなだれ込むパターン。

「検索する」というのはどちらも同じですが2つ目のパターンだと価格だけではありません。
むしろ他と比較するというよりは「そのものの価値がどうなのか」を口コミやいいねの数など
他者の評価を元に検討してそこに見合う価格と思ったらポチる。

前者が理性的な買い物とすると後者は理性と欲望のせめぎ合いです。

しかし、この「他者の評価」が揺らぐかもしれないという話が出てきました。

 

「いいね」が廃止されるかもしれない?

Twitter、「『いいね』廃止」報道にコメント 「健全化に向け再考中」

(出典:IT media NEWS)

Instagramが「いいね!」数公開を中止を検討、群衆心理の抑制を狙う

(出典:TechCrunch Japan)

(記事はこのあと読んでみてくださいね)

他者の評価の代表格である「いいね」の廃止を
SNSの筆頭であるTwitterとInstagramが検討をしているようです。

詳しくはこの後でも読んでいただければと思いますが
いわく「いいね」の氾濫が見る人へあまり良い影響を与えていない状況があるとの事。

販売に限って言えば「いいね」というのは
いまやお客さんが購入する際の重要な判断基準となっています。
が、ここまで「いいね」があふれてしまうと判断基準としての価値が下がっている可能性があります。

例えば、100個の商品の中で「いいね」を基準に10個にしぼる事ができたのが
100個の商品に80個の「いいね」が付いていたらもう選べませんよね?

「いいね」の信用価値が前ほど高くはなくなってきているわけです。

 

リアルの巻き返し

その結果としてお客さんの中に「最終的な決断を何ですれば良いのか分からない」
というのが徐々に生まれつつあるのではないかと思います。

ショールーミングなどはその典型例でしょう。
ただショールーミングが出来るのは
最終的な判断ができる一部のお客さんだけで大半の方がそうではありません。

そうなった時、購入をサポートしたり決断のための最後の後押しが出来るのは誰か?

答えは言うまでもありませんが「販売員のみなさん」です。

顔も名前も知らない人の評価基準よりも
リアルに体感出来る価値基準に比重が傾きつつあるのではないでしょうか。

とは言えリアルが対面だけとは限らなくなってきてはいます。
SNSも含まれますしもっと言えば動画によるライブコマースも
リアルに体感出来る価値提案の1つになりつつあります。

 

が、その話はまた次回に…

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藤村淳一郎
About 藤村淳一郎 15 Articles
1990年生まれ。幼いころからパソコンやケータイに囲まれてきたミレニアル世代。現在はアパレルメーカーで自社ECサイトの運営。その前は対百貨店営業として2年間16店舗40名以上の販売員さんとともに仕事をし、その間2店舗の新店オープンと2店舗の退店があったりと現場の濃い部分を経験。またそれ以前のアルバイト時代はカフェとアパレルで合わせて4年間接客業を経験し、お客さんと直に触れ合い販売する事の「楽しさと難しさ」も味わう。仕事以外ではサッカーや音楽・アートそして多くの人と触れ合うことでネット上の画像や動画にはないリアルの素晴らしさを知る。現在ECで販売をしている中で大切にしている事は「お客さんには一番快適な方法で買ってもらう事」。