売り場を取り巻く環境が変わっても販売員として変わらない2つのこと

こんにちは、水曜日のタニグチレイです。

今週末は三連休ですが気になるのが台風ですね。
事前にできる対策と準備は抜かりなくしておきましょうね。

さて、今月に入り客数が減っているところは多いのではないでしょうか。
客単価は変わらないか少し上がっているところもありそうなので本当に必要な方や欲しい方だけが購入しているのでしょう。

売り上げは苦しいかもしれませんがそんな時にでも購入してくれているお客様は理由があって選んでくれているはずです。
これからも継続して来店していただけるように対応したいですね。

そこで今回は2つのことを意識して日々の接客に臨みましょう。

①自ら選んで買ってもらうためにお客様の味方でいること

気温の変化や社会的な状況の変化は変えようがありません。
お客様の心理面は少しのことで変わりますしそれによって店頭の状況も変わります。

ですがそこで焦って売り急ぐようなことはしないように注意しましょう。
皆さんは普段お客様に「買ってもらってます」よね?

店舗も商品も皆さん販売員も変わっていません。
今までお客様に「買ってもらっていた」わけです。

皆さんが今できることは気温の変化に戸惑っているお客様の味方になって対応すること。
社会的な状況の変化に困っているお客様の味方になって対応すること。

気温や社会の変化そのものをどうにかすることはできませんがその変化に困惑するお客様に寄り添った対応はできるはずです。

これは何か施策を打ち出している時や集客してイベントなどをする時と何も変わりませんよね。
情報に踊らされたり噂に振り回されずに来店されている目の前のお客様にしっかり向き合ってください。

皆さんのお客様は目の前にいます。

販売員にとっても心強くないですか?
良い時も悪い時も自分たちのお客様は目の前にいらっしゃるんですよ。
ホッとしますよね。

お客様にもホッと安心してもらい選んで買っていただきましょう。
皆さんはお客様の味方ですよね。

②お客様の満足のために現在、未来、過去の情報を活用すること

状況的に来店されるお客様の絶対数が減っているのはある意味目的のあるお客様しか来ていないとも考えられます。
つまり来店されている以上は何かお探し物だったり必要なものがある。

もちろんこれもいつも通りかもしれませんがそう考えた方が純粋に接客できませんか?

何かお困りごとがあるならばそれを解決できるものはどれなのか?
何か漠然と今を変える未来を思い描いているならそれに当てはまりそうなものはどれなのか?

色々と聞き出してみると何か目的があるはず。
いつも通りに聞き出してみるといつも以上に答えてくれる。

そんなことありませんか?

目的のあるお客様からしたらわからないまま探すよりよくわかっている協力者(販売員)を頼ったほうがいい。
「一緒に見つけますよ」というつもりで接することができたら提案に必要な情報を聞きだせるはず。

今店頭にあるものでぴったりのものが見つかれば一番ですね。

もしも今は無いとしたら今後の入荷商品の中には果たして無いだろうか?
年内のMD計画や入荷予定商品をチェックしてみて提案できるものはないか?
または昨年のセール対象外の商品や定番品などで現在商品倉庫にあるもの中から提案できるものはないか?

お客様と一緒に確認しながら現在、未来、過去から探し出してみる。

情報がわかっている販売員だから店頭で会話しながら提案してお客様から直接意見を聞くことができます。

現在では見つからなくても未来や過去から見つかればお客様にとっては満足につながる。
店頭に来てくれることでお客様自身で解決できないことの糸口を見つけるこもできます。

活用できる情報はフル活用しましょう。

①も②も急にいつもと違うことをしているわけではありません。

お客様に「買ってもらっている」普段の対応を続けること。
ね、大丈夫でしょ?

興味を持たれた方はぜひこのTopseller.styleでお付き合いください。
では、また来週。

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谷口玲
About 谷口玲 221 Articles
1976年3月生まれ。 販売員歴18年。 メンズはヨーロッパ系デザイナーズセレクトショップと英国デザイナーズブランド、レザーグッズブランドで販売。 レディースはミセスセレクトショップとドメスティックデザイナーズブランドで販売。 今まで大阪、神戸、京都、広島、札幌、東京、横浜などの百貨店を中心に店頭に立ち現在はフリーランスの販売員。