こんにちは!秋服が楽しい季節だなと感じまくっているNaruです。笑
そんな中今日もやっていきます。ブランド戦略における分析!
前回見てない人は続きになりますのでまずはこちらから!
前回はSWOT分析というフレームワークというものがあり、それを使ってブランドがどうしていくべきかということを洗い出していくという話をしました。
自社の強み、苦手、とりまく環境の好影響・悪影響を出していきます。
今回はそれらをどうやって出していくかというお話です。
いくつかのフレームワークを使って出していきます。少し長くなるので何回かに分けてやっていきます!今日は1つめ!
でもまずはどういうことを分析してどういう方法を取っていくかというのをざっくり説明した後に1つめに入ります!
それではスタート!
己を知るには環境を知る
SWOT分析では自社の強みと弱み、環境に起因する機会と脅威の4つを洗い出すことを言ってきましたが、1つ最初に言っておきたいのは、外部環境を知らずして、自分たちの強みや弱みはあぶり出せないということです。
どういうことか?
外部環境とは政治や経済、社会、もう少し狭めると業界や競合他社など。
これらは「今どのような状況か」ということを把握し、それを基に自分たちのブランドがどういうポジションにあり、その環境において自分たちのブランドの強みや弱みは何なのかということを出していきます。
というかそうじゃないと客観的に自分たちの分析ができないです!
順番としては
①社会的な環境(政治・経済・社会・技術)
↓
②業界の構造
↓
③顧客
↓
④競合
↓
⑤自社のポジション確認
といった感じで分析し、最後に
↓
⑥SWOT分析
に落とし込んでどう戦略を立て実行していくかを選定していきましょう。
というわけで今日は社会的な環境の分析です!
見落としがちな社会的環境
アパレルの世界では残念ながら割と感覚的にお仕事をされている方が多いのが現実です。
良いものをつくったら売れるなど商品面に力を入れ、外部環境を見ない節があります。
その外部環境、僕たちの業界を取り巻く政治や経済、技術などが自分たちのアパレルビジネスに大きく影響を与えるということをあまり意識していないのではないかと。
だけど、これらに目を向けて戦略を起こしていくことはビジネスチャンスにつながり、ブランドの成長を促進していきます。
4つの方向から見てみてください。
A.政治 B.経済 C.社会 D.技術
マクロ環境って聞いたことありませんか?そうです、これです!
そして大事なのは現在の環境とそこから予測する現実的な範囲での未来の視点を持つこと。
A.政治
アパレルを取り巻く政治的要因としてはまずは増税とキャッシュレス還元なんかは最近のトレンドでもあり、実店舗・ECでは大きく関係していきますよね。
その他にも工場などの外国人労働規制問題や今海外ブランドで大きく話題になっている廃棄問題。法案になっていく可能性もあります。
こんな感じで自分たちのブランドの関連性を強く意識して抽出してみてください。
B.経済
政治とも密接に関わってきます。増税の結果消費の動向が変わり、現在で言えばどこのアパレルも消費が落ち着いているんじゃないかと。これらをどう対策していくのか。扱っている商品の価格帯にも寄ると思います。
C.社会
トレンドにフィーチャーするならばサスティナブル。現在は環境問題への取り組みは海外の方が強い傾向にありますが、環境を害する素材を本格的に規制する動きがあるかもしれません。これを早めに変えていくのか、すでに元々使用している素材が環境に影響を与えないものであれば、すぐに動くことができ、業界の中で目立つこともできます。マイナスに捉えるか、プラスに捉えるか。これも政治と密接な関係。
あとはアパレルのメインターゲット層である若年層。少子高齢化は見過ごせない問題です。新たにブランドを始める!って人なんかもここは要注意です。
D.技術
素材や縫製技術でも先進的なものが出ているかもしれません。(ごめんなさい、財布業界の人間なんで深堀りはしてません。笑)
またはニュースなんかでもよく見るIoT時代に繋がるようなことも。(IoT初耳だよ~って人は調べてみてください!)
お財布業界で言うとIoT財布なんてのも見ましたよ。スマートフォンと財布が連動できて財布の中に入っているセンサーのボタンを押すとスマートフォンが鳴ったり、逆にスマートフォンのアプリと連動して財布の場所がわかったり。
販売の部分で言えばRFID(こちらも初耳という人はお調べを!笑 ユニクロの商品置いたら全部読み込む的なやつです)とか。
こんな感じで、自分たちのブランド・業界に関連性がありそうなことは洗い出す。把握する。そしてそれを活かすのか殺すのか。
広い視点でのリサーチと中長期的な長い視点の2つが必要ですよ!
これらをPEST分析と言います。
来週もSWOT分析に繋がる分析をお届け!
今日もお疲れ様でした。