3つの視点から見るブランド分析②-5(STP分析-市場セグメンテーション-細分化)

新年、あけましておめでとうございます!

MD兼営業のNaruです!

今回からNaruの記事は第二と第四木曜の22:00にお引越しです!

今後はMDやブランド戦略系の記事営業の記事2本立てでいかせていただきます。

そしてTopSeller.Styleを本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年一発目もブランド戦略において重要な視点について。

前回の記事を読んでない方はこちらから↓

3つの視点から見るブランド分析②-4

はい、前回までの記事をざっくりおさらいすると、ブランド戦略を組むためには3つの視点、つまり

A.市場・顧客

B.競合

C.自社

について分析するといろいろ見えてきますよー!ってことでA.市場・顧客は終わったので、次は競合を分析しましょうというお話ですね!

で、その競合ってどんなブランド運営しててどんな価値があったり強みがあるんですかー?ってのを分析する方法をさらに5つの視点で見るといいですよー!

で、その5つの項目が、

①ニーズ

②提供価値

STP

4P

リソース

です。

前回は③のSTPには3種類あります!ってところの1つめ消費者セグメンテーションをご紹介したところです!

あと2つあるんで、今日はそのうちの1つを!(書いてて果てしないなこの道。。。)

市場セグメンテーションについて!

市場セグメンテーションとは?

文字通り市場をセグメントしていくやり方なのですが、現代社会ではニーズが多様化しているのでさまざまな視点で見ていくことが大切です。

本来、自社でリブランディングする場合や商品開発する時に使うセグメント方法なんですが、今回の「競合がどのような立ち位置にいるか」ってことを分析するのにも有効なんで使っていきましょうね〜!ってことです!

キーワードは

i.細分化

.プロセス

.拡張

.リフレーミング

4つ。

今日は細分化について!

市場細分化

アパレルを例にしますが、これいろんなセグメントで分けられるんでいくつか考え方のヒントになればなとご紹介!

例えばスーツやジャケットなどのフォーマル市場とそれ以外のカジュアル市場とか。

フォーマル市場をさらに細分化してみます。

たとえば、ダンヒルやアルマーニなど既製・オーダーの高級スーツ市場と洋服の青山やAOKIなどの既製安価スーツ市場の2つに細分化!

では、安価スーツ市場は大手が幅を利かせて消費者たちもお腹いっぱいです。

ここにあなたがスーツ事業をやってたとして新たな一石を投じるとします。

どうしますか?

今各社がやっているのはオーダースーツという本来高級市場にいるジャンルを安価市場に持ってきて格安オーダースーツ事業を始めました。

なので安価スーツ市場は既製とオーダーに細分化されました。

ではさらにオーダースーツ市場を細分化するとどうなるでしょうか?

ここからはまだそういう打ち出しをしているブランドは知らないですが、僕の勝手な細分化をしていきます!

カッチリした「セットアップスーツ」と割とフランクな「ジャケパン」

「ビジネススーツ」と結婚式・成人式・入学式などの「ハレノヒ用スーツ」

などさまざまなシチュエーションで細分化することはできます。

この市場細分化によって他社の動きがわかると、他社がやっていない部分を攻めていくことができます。

細分化する時の分け方としてはシチュエーションや時節、対象顧客の感情なんかを中心に発想していくといいです。

ただし大切なのはあくまでもその提案がお客様のニーズやウォンツにハマっていること

プロダクトアウトな発想が通用する時代ではありません。

今日はここまでで!

お疲れ様でした!!

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Naru
About Naru 46 Articles
1993年生まれ。三代東京生まれ東京育ちの江戸っ子。都内某レザーグッズメーカーにて販売、営業を経て現在3つのブランドのMDを担当。販売員時代では入社3ヶ月で某都内百貨店自社ブランド売上の過去最高売上を記録。 販売員目線とクリエイター目線で商品面・売場面においてバランスの良いMDを構築。仕事において大切にしていることは、関わる人に気持ちよく仕事をしてもらうこと。これを基に転がされるように見せながら最終的に自分のやりたいことを遂行し転がしていく。