お客様は服を買う時の接客トークに素材ウンチクは必要と思っているか?

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こちらでは、あけましておめでとうございます。

月一しか登場しないためご挨拶が遅くなりました山本です。憶えてますか。
僕のことは忘れても、カットソーのことは忘れないでください。(南さんへのオマージュ)
いまさら聞けない『カットソー』とは?

さて、実は僕、「素材がどうのこうのって、ウンチクや成り立ち、または生産の事を伝えて欲しい」と運営側の方々から言われて、こちらのメディアに参加させてもらってるんですけど、今日は変化球投げます。カーブです。ボール半分くらいは軌道から逸れますが、ストライクゾーンです。たぶん。

以前自身のtwitterでアンケートを取らせてもらったんですよ。服買う時に素材ウンチクを聞きたいかどうか知りたくて。
僕の仕事上、生地を一から作って服にして納めさせてもらってる関係もあって、お客さん(アパレルメーカーさんや、ブランドさん)から「今回使用した素材のウンチクを教えてください!」みたいな問い合わせって、昔はほとんどなかったんだけど、今は無い方が無い。つまり常に素材ウンチクが求められるんですね。

最近は問屋さんの在庫生地台帳にも、こんな感じで書かれています。
まぁ店頭にて真顔で「ナウ素材です」っていう人はいないと思いますが、要は売り場やネットで商品を説明できるような補助として素材ウンチクを求められているわけです。

で、ぶっちゃけ、超定番的な素材(海外でも余裕で作れて、安価で、様々な問屋さんで取り扱いがあるようなやつ)とかに、一般的な手法でプリントをしただけの生地とかに対してさえも「ウンチクをつけて欲しい」と言うわけです。
作り手からすると、「いやいや、ただの40/2コーマの22ゲージ天竺に顔料プリントしただけやで笑(つまり店頭で声高に主張できるような特徴は無い)」と、まぁ普通の生地屋さんとかなら、これで終わっちゃうんですけど、お客さんが僕にウンチクを求めるということは何かを期待していると勝手に勘繰って無い頭を絞って考えたわけですよ。

そしてたどり着いたのが、僕に求められる素材ウンチクとは、『着用時に得られるメリット』を伝えることだなと。

なので、ウンチクの書き出しは、着た時に感じてもらえるであろう効果(すごく柔らかいとかなど)。次いで、その効果の裏付け(この部分が素材メイキングのノウハウ)で、そのままお店で店員さんが喋ってもらってもお客さんに聞いてもらいやすいのではないか、とイメージしながら書くようにしています。
ありがたいことに、メーカーさんのホームページなどの商品情報に記載していただくことが多いので、少なからずお役に立てているのではないかと自負していますが、なぜこんなことを考えるようになったかと言うと、ある時お店でちょっと不思議な体験をしたことがきっかけでした。
きっかけ↓
生地蘊蓄の濃度と信頼性。

日本古来の産業構造上、川上川中川下と原料〜完成品までの流れから、素材の情報というものは常に上から取ってくるイメージが強く残っていますが、その原料が果たしてどういった効果を発揮するかなどは、その原料の成り立ちを見ればわかるだろう的な、みなまで言わすな的な、空気読め的な、ちょっと不親切な説明が横行しているような気がします。
その疑念は先日同行させてもらったドイツでの展示会で確信に変わりました。↓
伝えたいことは何なのか。

なので、アンケート結果の、服を買う時に『素材ウンチクききたい!』というのはおそらく、『その服を着た時にどういうメリットがあるのか知りたい!』に、ほぼ同意なのではないかと考えるのです。もちろん様々な考え方の人たちがいますから、一概に断言はしませんし、純粋にウンチク知りたい人もいると思うので、そういう方のためにも常に素材の勉強はしておいた方が良いと思います。

素材の勉強が進むと、メリットとデメリット、そしてケアの方法までイメージできるようになるので、そこまでセットで提案できると、さらに良いかもしれませんね。

メリットって書くと、無機質でつまらない感じがするのですが、ファッションなので、その服を着て体験できる世界のイメージをお助けできる情報を添えてあげられると良いなと思いながら生地作ってます。

読みにくくてすみません、、、長くなりましたので今日はこの辺で。

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山本晴邦
About 山本晴邦 9 Articles
新潟県、佐渡市の達者という小さな集落にて生まれ育つ。 縫製業を営む母に影響を受け、高校卒業後に洋裁専門学校へ進学。 専門学校在学中に和歌山の丸編み生地工場の東京営業所でアルバイトに付きそのまま就職。 工場作業から営業まで経験し13年間同社にお世話になり独立。ulcloworksを立ち上げる。 原料から糸の作り方、生地の編み方や染め方を常に探求して日々研究に勤めている。 業界の将来に繁栄をもたらすにはどうしたら良いのかを常に考えている。

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