美容部員ストレスフルな思い出②

こんにちは!

ひなです

前回は私の新人時代の話にお付き合いいただきありがとうございました。
二週に渡って実体験をお話しするわけですが、今回は新人期間を経て店舗セクションのチーフを任命されてからのお話です

大しくじりした話

なにくその意気でとにかく勉強していた甲斐あり3年目にはセクションチーフに任命されました

商品知識、皮膚知識、メイクテクニックを勉強会はもちろん休憩時間も出勤前後も時間を全部使って詰め込みました。
その成果かお客様からは「あなたの説明が一番信用できる」とご好評いただき
店舗のスタッフの方や同僚からも「ひなに聞けば大概分かる」との認識を得ることができました

ここまでは良かったんです。

でもそこで大きな勘違いをしてしまったのです。
私の仕事はお客様に合った商品をより多く紹介して売り上げ単価をあげることだ」と
それがお客様のためにも、
お店のためにもなると考えていました。

もちろん販売員というとこういうイメージを持ちがちですが
実際は「接客も含めてお店をまわすこと」がまず第一の販売員、ましてやセクションチーフとしての仕事でした。

これを私は頼られる!売れる!とばかり
考え接客にとにかく時間を割いていました。
ありがたいことにご指名いただくことも増えたので余計にいい気になって仕事していたのですが…
最初は高額商品や大量のご購入アイテムレジに持っていくと
「ありがとう!後でどんなカウンセリングしたのか教えてね」
と仰っていたのが
次第に無視か舌打ちになっていくんですよね。

それもそのはず
よく考えれば分かることです
私がお客様に声を掛け、接客に時間を割けば割くほどお店の雑務は進まないわけです。
そしてそれを勤務時間内に処理して下さっている方がいる訳で…
他スタッフの接客チャンス、接客時間を奪ってしまっていた
のだと気づいた頃には
時すでに遅し総スカンを食らってしまいました。

完全に私が悪いこの失敗をきっかけに
ここから店長と副店長に嫌われることになります。

今思うと狭い世界だったと感じるのですが
当時はお店の中だけが私の生きる世界でした。

そんな中の

来ていたはずのFAXが私の元に届かない
変更になった会議時間を教えてもらえない。
全員で分担する業務の丸投げ
私の退勤時間に明日までの仕事を振ってくる  etc……

結局そうなると仕事に支障が出ますのでより状況は悪化します。
結局仕事が終わらず閉店後も残り24時にやっと退転することもしばしばありました(通常退転時間は20時)

狭い世界で感じる孤独感はかなりのストレスです。

私自身は戦っている気で強気だったのですが
何も考えない掃除中急に涙がぽろぽろ出てきて止められなくなった時に
「ああ私しんどいんだな」と実感したのを覚えています。

学んだこと

ここから学んだことは
・雑務に掛かる時間を把握し、確保した上で売り場に立つ
・事務作業の効率に接客時間がどれだけとれるかが掛かっている
・確認、報告はしつこいと言われるまでこまめに
・指示は5W1Hと目的を明確に伝えると不安にならず動きやすい

基本的なことですがこれが出来ていなかったばかりにかなり痛い頭打ちを経験しました。

あまり出ない美容部員の職場話がどなたかの参考になればなと思いましたが
私のしくじり話になっていますね…

美容部員の勉強って何すればいいの?

せっかくなのでよくご質問いただく勉強の仕方も書いておきますね

・メイク用マネキンにしたメイクを毎日記録して上達が目に見える形にする
・雑誌のモデルの眉をノートに模写(理想の形がインプットできます)
パンフレットに商品の効果、成分、対象の肌質、一言紹介トークを書き込み持ち歩く
・さらに詳しい商品分析はルーズリーフに書き込む
肌図、各肌細胞の働きを空で書けるようにする
化粧品成分検定、日本化粧品検定で基本知識を学ぶ
・雑誌の商品やメイクの紹介ワードを書き留める
・口コミサイトなどで実体験の声のバリエーションを増やす

まずはこの辺りから始めていただくと基本的な力は抜きん出て定着しますし、さらにご自身で深めたい分野も見つかるはずです。

特に新商品は先輩後輩関係なく0からの知識となりますので
勉強の成果で周りとの差が出やすいため、特に注力することをお勧めいたします。

そしてストレス発散も忘れずに!!!

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。

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ひな
About ひな 43 Articles
いつも何気なく行っている生活習慣に美容の観点から踏み込み、ダイエットに関するあるあるやお役立ちテクニック・おすすめの最新コスメなどのつぶやきを通じて女性の心に寄り添うTwitterアカウントを運営し「女の子みんなが自信をもって生きられる世界」を目指すインフルエンサー。同時に普段は某ブランドの化粧品販売員として訪れるお客様の肌状態や生活習慣・理想とする容姿をカウンセリングし、日夜仕入れる化粧品知識から個々のニーズに寄り添った製品や組み合わせと使用法をプロデュースすることで手の届く範囲から「美容が作る幸福」を目指して邁進中。得意分野は一人一人が持つ顔型やパーソナルカラーの分析で、ステージメイクや絵画技法からもヒントを得た幅広い化粧知識を武器に最適のお化粧習慣を提案する事を目標としている。日本化粧品検定1級 パーソナルカラリスト検定2級 化粧品成分検定1級所得。