আস্সালামু আলাইকুম! (アッサラーム・アライクム!)
みなさんこんにちは!バングラデシュよりハルカがお届けします!
人って、小さくてもいいから「誰かのためになり続ける」ことで、生きる価値を見出せると思うんです。
テレビをつければコロナ。SNSを開けばコロナ。Zoom飲み会ではお互いの惨状を共有し暗い気持ちになり、NETFLIX鑑賞中はなんとも言えない罪悪感に苛まれる。
外出できず、外の様子が見えない。不安。この生活がいつまで続くのか分からず、先が見えない。不安。とんでもない不安と共に生きていると思います。
でもそんな中でも、「誰かのために、何か出来ないか」と思って下さっている方も多いと思うので。
意識高いトプセラ読者の皆さんに、いまアパレル商品の生産国で何が起こっているかを知って欲しい。正しい知識を持って欲しい。そして、それを販売の現場で活かして頂きたいのです。
そうすることが、消費者の皆さんが「本当に良い商品を選ぶ」ための、手助けになると信じています。
BEST3「服の見え方が変わるかもシレナイ、生産現場からの提案 from গণপ্রজাতন্ত্রী বাংলাদেশ」
販売員の皆さんが店頭で販売している商品。どこで生産されているかご存知でしょうか。
実は、日本国内で販売されている商品の9割以上は、国外で生産されています。
商品の内側のラベルを探してみて下さい。
「Made in ドコ」になっているでしょうか。いまこの時間を遣って、その国に、人に、思いを馳せてみて下さい。
そして。セレクトショップからファストファッションまで、ブランドの幅は多岐に渡りますが、機械で作り上げられた商品は1つもありません。
50万円のバッグ、398円のTシャツ、どんな商品も1つ1つが人の手で作られています。
特に安値の商品は機械で作られていると誤解されることが多いですが、事実をお客様にしっかりと伝えて欲しいです。
BEST2「コロナウイルスが中国だけでなくアジアアパレル製造現場に影響を及ぼす理由。」
日本国内で販売されている商品の9割以上が国外で生産されているとお伝えしましたが、その殆どは中国産のものです。
なんと、中国産は7割以上を占めます。
さすが「世界の工場、中国」です。
そして、中国の存在感はどの国にとっても同じで、私のいるバングラデシュもご多分に漏れず。
アパレル商品を生産するには様々な過程がありますが、バングラデシュは中国という国なしには生産を完結させることは出来ません。
例えば、洋服の生地を織ったり、糸やボタンを作ったり。
工場の管理に関しても、中華系の工場は中国人の技術者がバングラデシュに駐在して、直接現場を指導しているケースが多いです。この状況は、実は周辺のアジア後発国でも同じなんです。
そして、昨今の禍において、アパレル生産業は大打撃を受けています。それと同時に、「世界の工場、中国」がアパレル生産において未だに中心的な役割を果たしていることが、浮き彫りとなりました。
この一極集中型とも言える生産構造を変えない限り、何かが起こった時の対処が出来ません。
他国がもっと自立して生産を行えるような体制を作っていくことが、今後の課題と言えるでしょう。
・BEST1「バングラデシュ生産現場を犠牲にする日本や欧米諸国のアパレル先進国の身勝手さを知ってください。」
1枚の洋服が完成するまでに、実は沢山の人が関わっていることをご存知でしょうか。
この機会に、じっっくりと頭の中で想像してみて下さい。
洋服をデザインする人、オーダーを発注する人、生地を織る人、切る人、縫う人、仕上げる人。仕上がった洋服を輸出する人、店頭に運ぶ人、売る人、そして買う人。
皆さんが知っているだけでも、これだけの人が関わっています。
全て合わせると、総勢ウン百人の人が関わっていることになるでしょう。
そう考えると、1枚の洋服がとても尊いものに思えませんか?沢山の人の努力や愛の結晶が詰まっているものだと感じませんか?この供給連鎖のことを「サプライチェーン」という言葉で呼ぶことが多いですが、そのチェーンが長いことが、アパレル業界の特徴の一つとも言えます。
一方で、それだけ多くの人が関わるとどうしても発生してしまう問題が、立場の優劣です。
今回の禍においても、立場の優劣ゆえの問題が発生しています。オーダー発注側の一方的なオーダーキャンセルは、まさにそれです。許し難いですが、それが現実です。
「消費者」としてやるべきこと
サプライチェーンのどの立場も苦しい昨今、正しい判断をしなければならないのは、「消費者」です。自分の好きなブランドが不当な行動をしていないか、調べてみて下さい。手段はいくらでもあります。
生産側にいる私に聴くのもOK、直接ブランド側に問い合わせいて頂いても良いと思います。
「消費者」の皆さんが本当に良い商品を選ぶための手助けとして。ぜひ、正しい情報を、能動的に取りに行き、そして伝えていって下さい。