2020年秋冬トレンド素材の「レザー」はどのように取り入れられている?

こんにちは、タニグチレイです。

アパレル販売員の皆さんは秋物を着用し出すこの時期の通勤が毎年大変だと思います。
まだまだ30度を超える日がある中少し外を歩くだけでもキツいですよね。
秋の新作を身に纏い気分は上がるのに店にたどり着くまでに体力は消耗してしまう。
勤務までになんとか回復させて気合を入れ直しようやく接客ができる。

それでもやはり楽しみな新シーズン。

8月ももう終わり週が明けたらもう9月ですね。
今年は例年のようにはいきませんが2020秋冬が本格的にスタートしていきます。

今回はちょっといつもと気分を変えて洋服を見ながら8月最後の週末を過ごしましょう。
そして9月から改めてやり切れるように過ごしていきましょうね。

 

トレンド素材のひとつ「レザー」を取り入れてみませんか?

さて今までの内容で皮革にほんの少し興味を持ってくれた方もいるかもしれません。
夏の時期は革製品を扱うことがおそらく少なかったと思います。
レザーウェアが時期的に減り先行販売や受注販売などをしていないと展開していないブランドが多い。
レザーグッズやスモールレザーグッズの展開が多くないところはさらに触れる機会もあまりなかったのではないでしょうか。

今年2020年秋冬ではレザーがトレンド素材のひとつです。
天然や人工のレザー製品がグッズのみならずウェアで多数出ています。
印象の強いアウターからジャケット、ドレス、スカート、パンツなど。

もう秋冬のコレクションは一通りチェック済みかもしれませんがそんな「レザー」に注目してピックアップしてみたいと思います。

 

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12701

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12751

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12757

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12736

上からHERMES、LOUIS VUITTON、Akris、BOSS

 

HERMESは見事なプリーツスカートに目が奪われます。
素材は仕上げまでこだわり抜いて選ばれたような表情をしていますし均質で乱れがなくそれでいて滑らかさが想像できます。
露出した肌以外ロングブーツまで全てレザーに覆われながら重々しい感じが全くしないのは素敵です。
LOIS VUITTONもスカートに目が奪われますがこちらはテクニカルでまた違った印象。
どちらもトレンドのブラックでありセットアップでありますが静と動のようなそんな感覚になりどちらか選べと言われても難しいですね。(頼まれることはありませんが。)
Akrisもブラックのセットアップがあったのですがこちらのワントーンが素敵なパンツスタイルのセットアップを。
BOSSのセットアップと並べるとこれまたどちらか選べと言われると難しそうだなと思いこちらにしました。(チャレンジしたいとときめいたのはBOSSですね。頼まれることはありませんが。)

 

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12813

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12743

上からMIU MIU、Alexander McQueen

 

次はドレスですがMIU MIUはガーリーなデザインをブラックのレザーにしてごつめのネックレスとシルバーのメタリックトゥについ「うほっ」って声を上げそうになりました。(側から見たら奇妙に思うでしょうね、すいません。)
Alexander McQueenは半身包み込むように長さを取ったドレープが色の切り替えで美しく際立っているのが目を引きます。
黒一色を挟み込むことで同じく色の切り替えをしたバッグが絶妙でこちらは「くうっ」って声をあげてしまいました。(やはり奇妙でしょうね、すいません。)

 

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12734

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12682

上からVALENTINO、LANVIN

 

アウターの中でもケープですがVALENTINOのボウタイの首回りとカットアウトして見える肩がふわっとしたシルエットでもエレガントさを感じて常になびく動きを見ていたい気分になります。
イヤーアクセサリー含めたアシンメトリーのデザインには心奪われるんです。(知らんわ。)
LANVINは装飾を減らしキュートさに全振りしたようなバランスに一瞬で心奪われます。(もうええ)
どちらもグローブが大きなポイントになっていると思いますが今はウィルス対策という共通認識がありますからファッションとして取り入れやすいものになるかもしれませんね。
それこそ冬の寒い季節になった時に防寒としてのレザーグローブだけじゃなくアクセサリーとしてのレザーグローブが例年より楽しめると少し今年ならではの楽しみ方ができるかもしれません。

余談ですがSTELLA McCARTNEYのオフィサーコートはマスク着用が当たり前の今年の冬に口あたりまで覆う着こなしをしても上品で優雅に見えるのでとても良さそうだなと感じました。
先ほどのレザーグローブ同様今年だからこそ感染予防対策をしながら着こなしを楽しむためのチャレンジはしやすいのではないでしょうか。
せっかくならこの環境の中でできる限り楽しみたいですよね。

少し話が逸れましたが他にもアウターを。

 

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12385

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12373

引用:https://www.fashion-press.net/collections/12737

上からdunhill、DIOR、BALENCIAGA

 

はい、もうdunhillに敬服いたしましてもうずっと眺めていたいです。
アウターは脱ぐとしてこのスタイルで仕事したい。

個人的な感想が多々ありまして不必要と思われたかもしれませんが今回は2020秋冬のルックの中から少しピックアップしてみました。
他にもスカートやパンツなど「レザー」は他にも結構使われています。
ロングブーツも今年は活躍しそうですね。

何かと話題になるファーも天然や人工ともに結構使われているので見ていると素敵なものが多いです。
GivenchyやN21などうっとりしてしまいます。

何かひとつキーワードにして色々なルックを見てみるのも店頭での提案のヒントになるかもしれませんね。

まだまだ大変な状況は続きそうですが買いに来てくださるお客様とともに楽しさを共有しながら秋冬シーズンに臨みましょう。

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谷口玲
About 谷口玲 221 Articles
1976年3月生まれ。 販売員歴18年。 メンズはヨーロッパ系デザイナーズセレクトショップと英国デザイナーズブランド、レザーグッズブランドで販売。 レディースはミセスセレクトショップとドメスティックデザイナーズブランドで販売。 今まで大阪、神戸、京都、広島、札幌、東京、横浜などの百貨店を中心に店頭に立ち現在はフリーランスの販売員。