優秀なアパレル販売員が「サブ」になった途端に「優秀では無くなる」よくある話の解決方法。

こんにちは、ヨツモトです。

このトプセラを読んでくれている読者さんの多くが、「販売員」という職業の方々だと思います。

でも「販売員」って大きなくくりですよね。
実際にやっている仕事をみれば、会社やブランド、店舗によって変わってくるだろうし、
「店長」や「サブ」って店舗内での役職がつくと「同じ販売員」でも求められる仕事の内容が
全然変わってきます。

つい先日もトプセラのサービスの1つ「パーソナルコーチ」を受けている販売員さんからの相談で、
そういった内容があったので紹介します。

 

優秀な「プレイヤー」がサブになったとたんに「販売スランプ」に陥る罠

その方は今年の春から店舗内で「サブ」というポジションに昇格されたんですよね。
今までの「販売員」としての実績が評価されて。
実際にお話を聞いていても「販売」のスキルはしっかりしている。

優秀な「プレイヤー」です。

ですが、サブになった途端に「今までできていたアプローチすら戸惑う」ようなスランプに。
「いったいどうすれば、このスランプから抜けれるでしょうか?」

そんな相談です。

声のかけ方が悪いのか?提案の仕方が悪いのか?それとも、、、
一生懸命原因は何かと悩んでいます。

 

では、読んでいるあなたに質問です。

この販売員さんが「販売スランプ」になった原因は何でしょう?

 

 

 

答え出ましたか?

 

答えは

「サブ」という新しい仕事を遂行するスキルと知識が足りていない為。

 

え?販売のスランプですよね?
サブの仕事はするスキルや知識は関係ないやん?って思います?

いやいや。
この販売員の方は「販売」というスキルや知識は十二分に足りていいるんです。
逆に「十二分に足りすぎている」からこそ、いつまでもこのスキルに戻ろうとします。

この販売員さんが今一番足りていないのは「サブとして、店舗を管理し、人材をマネジメントして
店舗全体の売上の底上げしていく」能力です。

そう、つまり「マネジメントスキル」が足りていないのが原因。

でも、なんでそこが「販売スランプ」につながるの?って思いますよね。

 

予算を達成するという目的は同じだが、それを達成するための「手段」は変えないといけない。

「サブ」という管理職になると、当然今までの「1プレイヤー」として仕事をしていた時に比べ
「販売」以外の仕事が多くなってきます。

簡単にいえば「事務仕事」だけでも今までの倍以上になることも。
そこに人材教育ももちろん役割として与えられます。
2番手として「上司と部下のつなぎ役」にもならなくてはいけません。
求められる役割は変わる。

ですが、当然その役割の先に待っているのは「売上を向上させる」ことですよね。
店の目標として「売上を向上させる」「予算を達成させる」はサブであろうが、1プレイヤーであろうが同じです。

「予算を達成する」目的を達成する手段が、今までは1プレイヤーとして「接客販売」だったわけです。
その「手段」がサブになると変わっている事に気が付いているんですが、そのスキルがまだ自身の「接客スキル」ほどのレベルに達していない。

だから、サブになってもついつい得意な「接客販売」に逃げてしまう。
でも、サブとしての「業務」もこなさないといけない。
全てが中途半端になってしまい

結果的にスランプになってしまう。

 

これが原因です。

何度も言いますが、これを解決するには「接客スキル」をこれ以上伸ばしても解決しません。
必要なのは「サブという新しい仕事に必要なスキルを身につける」事です。

 

じゃあ、どうやって身につければいいか、、、って話ですが。
このトプセラでは「店舗マネジメント」の記事を中心に書いている、金田氏の記事が参考になりますね。

毎月PV上位に入ってくる記事なんですよ。

勝てる店舗には優秀なサブがいる

今春、サブ・店長に昇格するあなたにアドバイス

 

優秀な販売員として活躍すれば昇格し「サブ」や「店長」になっていきます。
ですが販売員としてのスキルと管理職としてのスキルは別です。

優秀で販売力がある販売員ほど、陥りやすいスランプ。

あなたが優秀な販売員であってサブになった時に同じスランプに陥っても
問題点を間違えないようにね。

 

 

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。