アパレル販売員の給与があまりに低くすぎて悩んだ時に読む記事

こんにちは、ヨツモトです。

自分の状況が給料が低すぎるにあてはまる気がしたので相談させていただきます。

さて、号簿いただいた相談ですが「転職」で迷われている販売員さんからですね。
早速、頂いた相談内容を見てみましょう。

こちらからです。

 

【ヨツモトの「アパレル販売員の公開お悩み無料相談所」】

こちらの転職の記事について↓

「なんで売れないの?」って本部や営業が店頭に聞いてくる会社の販売員ならすぐに「転職」しましょう。

自分の状況が・給料が低すぎるにあてはまる気がしたので、相談させていただきます。

現状で雇用形態は契約社員で、給料は額面で15万5800円です。
そこから、税金、保険、洋服代が引かれて、手取りは10万5000円でした。
洋服代で引かれてるのは5000円です。

正社員試験は面接と論文で店長の評価があれば受けられるそうです。
最短で来年の12月だと説明をうけてます。
それまで昇給はなしです。
副業は禁止ですがしています。

ただ、
・給料が理由でやめるのがいや
・人間関係は良好
・初の販売ででキャリアが4ヶ月しかない
ということもあり転職を迷っています。

なにかアドバイスしていただけると助かります!

ここまで。

答えから言えば「まず、転職サイトに登録やな!」ですが、分析もしてみましょう。

ご相談頂いた内容は、そのまま転載しています。
年齢やこのアパレルメーカーに勤めだしてからの月日などはわかりません。
あ、お名前は頂いているんで男性ですね。(違ったらごめんなさい。)

まずは、ちょっとポイントをまとめましょうか、

相談したい事「転職で迷っている」
理由は「給料が低い」
状況は「職場の人間関係は良好」
離職する際の条件は「給料を言い訳にしてやめたくない」
離職する際の不安は「販売経験が4ヶ月しかない(スキル的に不安)
現状で期待できる事「正社員になれるチャンスが最短で来年の12月にある」

こんな感じですね。

ここで、まず冷静に考えるべきは2点です。

「現状のままでいた場合のメリット、デメリット」です。

今のポイントをみて現状でのメリットは

働きやすい環境>人間関係が良好。
スキルが低くても受け入れられる環境>ど新人で入社しているので周りも認識していてくれている。
頑張れば正社員になれる可能性がある>自分が頑張れば安定した生活の基盤ができる可能性がある。

以上が考えられます。

逆にデメリットでいうと

給料が低い>今の手元に残る10万5千円という金額では正直「自立」するには厳しい。
正社員になれる保証はない>最短で来年の12月で正社員になれるチャンスとありますが、確実ではない。
根本的な給与が低いという問題が解決されるのかが不明>たとえ正社員になれたとしても「給与」自体がどれぐらいアップするのか?が不明なため、いつになったら給与面での不満が解消されるのか?がわからない。

以上があげられると思います。

今、いる職場で達成したい目的と将来達成したい目的があれば「給与」で転職するのは逃げではない。

「給与を理由に転職したくない」という条件。
確かに「収入が低いから」というのは「自分自身のスキルをあげて評価され、対価をもらえるように頑張れ!」という考えもあります。

ですが、この考え方をする前に1つ設定して置かないといけない項目があります。

自分自身が設定する生活最低ランニングコストです。

例えば、この相談者の方が「生活するのに最低15万毎月必要です」であるならば、どんな目的をもっていようとNGです。
まず自分自身の「生活の基盤」がおぼつかないのに、自分の未来をどうこうしようというのは無理が出てきます。
この場合は「給与」を理由にしているのではなく、「自分自身が生きていく」た為の理由となるので「給与」が理由でもなんでもありません。

逆に「10万でも大丈夫」なのであれば、今の職場で目的とするスキルを身につけられる。
しかも、その期間が「おそらく最短に近い」環境であるなら現状の職場に留まることも良いと思えます。

 

が、ここでもう1つ考えないといけない大事な事を最後にお伝えしますね。

 

それは「もし、今の環境で無ければ本来なら得られるものに対しての損失」です。

 

 

今のあなたの頑張りを、もっと「適切な環境」で活かした場合に得られるものも考えましょう。

もし、今のあなたが行なっている仕事を「他の環境」で行なった場合の事を考えます。
例えば同じ業界、同じ環境、同じ人間関係を築ける新しい職場「正社員スタート給与30万より」の環境ならどうですか?

はい、すぐにでも環境変えますね。
僕でもそうします。

そんな都合の良い話なんて無いよ!なのはわかっています。
だからこその相談だと思いますしね。

ですが、今の相談者さんを見ると「自分のスキルに自信が無いので、今の満足できない環境に我慢しながら、とりあえず勝率の低い不確定な未来に賭けている。

僕からいわしたら「それ博打と同じやで」なんですよね。

正社員になれる条件も「面接と論文」って、じゃあ販売員の日常業務である「セールス」の実績やスキルはどうなるんでしょうか?
明確なラインも数字もないですよね。
何をどれぐらい頑張れば、どのぐらい給与が上がるのかもわかりません。
しかも、その自分の時間と人生を賭ける先の「最大のリターンがいくらか?」という天井も見えません。

そもそも、この会社の「給与の天井(トップクラスの収入)」自体が低いのであれば、相対的に給与自体が上がってくペースも金額も低くなります。
で、あれば「元々の給与の天井が高い会社」で同じ頑張りをした方が、給与が上がっていくペースも金額も高くなります。

 

つまり、今そこで頑張っているあなたが、実は他で頑張れば今以上の対価が得られている分の損失が発生している。

そんな考え方もできるんですよね。

 

「自分のスキルが低い」「自分は初心者だ」なんて不安は気にしなくてもいいと思います。
たかが4ヶ月の経験なんて、未経験と同じです。
思い切って「ど素人なんですが、ここで働きたいです!」と勇気をだして新しい場所に飛び込むべきですね。

いくら仕事にやりがいを感じたり、人間関係に恵まれていようが、「生きるお金」が足りなくなってくれば必ず不満がたまります。

もし、あなたが毎月10万の借金をし、生活費の赤字を補填する。
そんな状況になってでもやりたい!のであれば、続ければいいと思う。

でも「いやそれは、、、」なんて思うなら、今すぐに動かなくても準備はしましょう。

だって、「新しい環境に飛び込む勇気があれば、本来であれば収入として入ってくる+10万をドブに捨ててる」のと今は同じですからね。

 

なので、まずは「変化の準備」はやっておきましょう。

 

 

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。