こんにちは!モリオカです!
前回の記事はこちら↓
前回の記事では、「似合うファッション」を知る、4つのポイントについて解説を致しました。
ファッションというのを分解して考えると
①色
②形
③素材
④テイスト
・どんな色が似合い
・どんな形が似合い
・どんな素材が似合い
・どんなテイストが似合うのか?
服を見た時に、この4つの視点で見て、「似合う」を捉えるといいですよ!という話でございました。
今回はその①、「似合う」色について、掘り下げをしていこうかと思います。
色の要素を深掘りする
「色」というのも、ざっくり「その色似合いますね!」と言われても、どう似合うのかを捉えるのかって難しいですよね。
なんとなくは分かるけど、なぜ似合うのかっていうのがなかなか言語化しずらかったりもします。
その為の「似合う色を見る」為の訓練として、色の要素が4つある事を知っておきましょう。
それが
①ベース
②清濁
③彩度
④明度
です。
私が1つ1つについて過去の記事でも言及はしているものの、それぞれを読むとなかなかの量なので、ここで簡易にまとめさせていただきます。
<①ベース>
ブルーベースの色と、イエローベースの色だったらどっちが似合う?という視点。
・ブルーベースは肌を白く見せ透明感やスッキリ感を出す事が出来る色。
それが調和せずに苦手に感じられる場合は、やや不健康に見えたり顔色が悪くなったりしてしまいます。
・イエローベースは、肌に血色を乗せて元気に見せたりイキイキとした健康的な肌色に見せる事が出来る色。
それが調和せずに苦手に感じられる場合は、やや肌に君が乗りすぎたり、黄ばんでみえたりという風に見えてしまいます。
<②清濁>
色がクリアな清色と、マットな濁色の色だったらどっちが似合う?という視点。
・クリアなカラーの清色は、ツヤ感ハリ感のある色をそのまま肌に乗せ、肌にハリツヤを出す事が出来ます。
若々しく見えるという特徴があるのもこの清色。
これが苦手に感じられる場合は、色が持つハリ感がやや肌に馴染まない、色が浮く感覚が出てしまいます。
・マットなカラーの濁色は、色のマットさ滑らかさをそのまま肌に乗せ、肌を均一に滑らかに見せる事が出来ます。
大人っぽく上質感を演出出来る特徴があるのもこの濁色。
これが苦手に感じられる場合は、肌がややくすみがでてしまう、やや老けて見えてしまう、などという印象に繋がります。
<③彩度>
鮮やかな高彩度色と、落ち着いた低彩度色だったらどっちが似合う?という視点。
・鮮やかな高彩度色は、お顔を華やかに見せ、鮮やかな色でもお顔が負けずマッチし、よりお顔色を鮮やかなカラーで良く見せる事が出来ます。
これが苦手に感じる場合は、馴染まずに色が浮いてしまうという場合。
お顔よりも色の方が目立ちやすいような感じになる場合ですね。
・落ち着いた低彩度色は、お顔をより柔らかく見せる事が出来ます。
薄い低彩度の色でもお顔が地味に見えたりせず、お顔の印象をよりソフトに、柔らかく見せる事が出来ます。
これが苦手に感じられる場合は、お顔に対して色が薄いな、と感じたり、「地味」という印象に繋がってしまうような場合ですね。
この2つの場合だけでなく、薄すぎず鮮やかすぎずの中彩度が似合う方というのも多くいらっしゃいます。
<④明度>
明るい高明度色と、シックな低明度色だったらどっちが似合う?という視点。
・明るい高明度色は、お顔をより明るく見せ、お顔の線や影をカバーしたり、表情を明るく見せたりする効果があります。
これが苦手に感じられる場合は、色の明るさ薄さが地味に感じられたりする場合が考えられます。
・シックな低明度色は、お顔の表情をより引き締め、小顔に見せたり、顔の中の線やフェイスラインを濃くする事で、よりスマートなお顔立ちに見せられる事が出来ます。
これが苦手に感じられる場合は、ダークなカラーで表情が暗く見えたり、顔の線や影を拾って悪目立ちしてしまう場合に考えられます。
彩度同様、明るすぎず暗すぎずの中明度がマッチする方というのも、こちらも多くいらっしゃいます。
パーソナルかラーでない視点での「似合う色」を知っておく
では「似合う色」が上記で解説したパーソナルカラーの視点が全てなのか?というとそうではありません。
そういった内容を記事にて解説しております。
あくまでパーソナルカラーはボディカラーを良く見せたり、表情をよりよく演出できるカラーであるので
その人の持つお顔立ちの印象に合うか?といった目線やその人の内面的なキャラクターに合うか?という視点が抜け落ちています。
なのでお顔立ちの印象に合うか?という視点も是非知っておいてください。
「色の持つ性質に対して相手にどう影響を与えるか?という「色彩心理が」お顔の印象にマッチするのか?」という事。
顔の持つ印象を4象限に落とし込み
「子供顔の女性的な印象の方だったら〜の色が似合いやすいですよね」というようなイメージをマップにしています。
肌の色をよりよく見せられても、ピンクをお召しになるのが苦手な、ダンディな男性というのもやはり私のお客様でも多くいらっしゃいました。
「ダンディな男性にピンク」は極論ですが、お客様の印象やキャラクターにマッチする「似合う色」でないと意味がないと思うので、パーソナルカラーが全てではないという事も是非覚えておいていただきたいなと思います。
まとめ
・「似合う色の要素」を①ベース・②清濁・③彩度・④明度の4つに分解が出来る
・パーソナルカラーではない「顔の持つ印象に似合う色」という視点があるのを知っておく
いかがでしたでしょうか?
今までの記事で解説した内容もふまえながら、「似合う色」という視点で今回の記事で振り返りながらもまとめさせていただきました。
視覚的に一番目に飛び込みやすく、お客様の気分を上げる事が出来る要素にも、「色」というのはなりやすい。
是非この理論をうまく使っていただければ幸いです!
それでは、また次週をお楽しみに!