こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイです。
突然ですがファッション業界の皆さん「JAPAN SALES PROFESSIONALS ASSOCIATION」知っていますか?
HPにはこう書かれています。
設立趣意
僕もファッション業界でそれなりに仕事していますが、初めて聞き今回HPを拝見させて頂きました。
そのきっかけとなった記事がこちらですね。
【インタビュー】来日したプロ販売員協会のトップが語る 令和のあるべき接客https://t.co/onCIgK7Jjy#EmmanuelPrat pic.twitter.com/Hrnb5TuLtq
— WWD JAPAN (@wwd_jp) May 17, 2019
「プロ販売員協会のトップが語る 令和のあるべき接客」
このタイトルに惹かれて記事を読み進めたのですが、正直最初読んだときはタイトルと内容がリンクしなくて混乱しました。
その理由は自分の中で解決できたので最後に。
この記事を現役販売員のみなさんが読んでどんな感想をもつだろうか?
そう思って聞いてみたんですよね。
これ読んだ販売員さん達のコメント求む。
このツィートにリプでくれたら、後でまとめます^_^ https://t.co/npFsLQ2MWr
— ヨツモト リョウヘイ(トプセラ主宰) (@Playtopseller) May 17, 2019
今日はこの記事を読んだ現役販売員さん達の生の声をまとめてみました。
皆さんも一度記事を目を通してみてから読んでみてくださいね!
現役アパレル販売員さんのTwitterコメント
レベルが高いってなんだろう。何を持ってレベルを決めるんだろう。
— ネス子 (@tokiizk03) May 17, 2019
内容薄いのか私の読解力がないのか全然中身が入ってこなかったんですけど、とりあえず話のレベルが低いし古い。
— MIYUKI (@haya33yuki) May 17, 2019
シャルル・ド・ゴールの例で必要なのは業務知識?「人間力」が必要であり日本の接客は世界から注目されてるとして雨の日のビニールがおもてなし?教養を身につけることが接客以外に必要だとしながら具体的な部分が業務的なことばかりに感じる。時計の件も内面ではなく表面では?
— タニグチレイ(トプセラ顧客育成担当) (@rt_homme) May 17, 2019
バレエ 歌舞伎 アート観賞
をして「いい時計をお持ちで」
と言えれば
ラグジュアリーの販売員さん
って事かしら・・・— みどりのおうち (@midorinoouti) May 17, 2019
コミュニケーションが希薄なご時世だからこそ、販売員の人間力がためされる。
それが接客力にも繋がるんですよね。
気を引き閉めて店頭に立たねば。— ひろまめひろみ (@kesepasaeri) May 17, 2019
なんというか今更感がありました。
あと、話の内容薄いというか結局何が言いたいのかが?でした。— SATORU (@fashion_blog23) May 18, 2019
プロ意識持って働いている方にとっては当然のことがつらつらと書かれている気が。目先の行動や業務ばかりフォーカスしてて。根本的に大事なのはマインドじゃないのかなと…。ここが伴ってない「雨の日のビニール」は、きっとありがた迷惑。
— イガヒロアキ (@igalow) May 17, 2019
きっかけは損得勘定で動くのが人間だし、教養身につけられると思って販売員を目指してくれる人間が増えるならそれはそれでいいと思う。販売職は目に見えるメリットが少ない。やってみて初めて知る楽しさ、やりがいが大きいから内部の質を上げることも大事だが分母を増やす外部からの働きかけも必要。
— ppp (@iamtoyoyon) May 17, 2019
販売員はGoogleような存在だと思うことがあります。
顧客が望む答え(商品)を提示するには自身のフィルターの精度を上げなくてはならず、それを実現するための教養かと。
そして販売員の地位を向上させるものの一つでもあるはず。— guize (@quanguize) May 17, 2019
「販売員は商品を売るだけでなく、あらゆる教養が必要である。」私だったら萎縮してこの方に腕時計の話は振れない。。。腕時計の導入部分だけでも勉強しようと思いました。そしてカタログが1000円で売られてる時代があったとは。今では付録がメインのムック本に代わった印象でした。
— mitapa_5005 (@nko_5722) May 17, 2019
「日本のおもてなし精神」は、相手に添って、臨機応変に対応しているところだと、私は思うけどなー
— sachi (@sachi0604) May 18, 2019
話している接客レベルの土台が低くて今更感が凄かったのですが、まず求められている接客ってそういうことじゃないでしょって思いました。
— ℍ ℤ . (@ha1zak1) May 17, 2019
お客様の相談に乗れるように、自店のことたでけでなく、ありとあらゆる知識が必要とされているのは、どのブランドにしても共通だと思う
でも、その知識や教養をパートや社員の垣根を越え共有できてこその店頭だと思う
共有できていないどころに販売員の差が出てしまう— ゴーイングメリー (@dk3oo8) May 17, 2019
ここまでのネット社会になるまでに比べて明らかに買い方が変わっている昨今ですが、ECが発達するほどに実店舗の必要性も浮き彫りになってくるものなのではないかと。そして人間性を重要視するというのも、大切なことは昔から商売の根本として変わってないと再確認しました。
— むねりん (@tele7042) May 17, 2019
https://twitter.com/PoTAToHoMME/status/1129279771727212545
コレお客さま格差もある。
知識、教養、人間力が必要でそういう販売員が求められるというのはわかるけど、かたやECでぱぱっと買物したり、セルフの量販店で好きなように買ったりっていうケースでは販売側は人間である必要もない。接客で買う体験自体が贅沢なことになる日が来るのかな。— ユリ (@yurisyo) May 17, 2019
140文字足らずで皆んな上手くまとめてくれてます。
ありがとう!
Seller’s roomの現役アパレル販売員さんコメント
現役販売員さん その1
恥ずかしながらJASPAなるものを知らなかったので調べましたが、最新のメディア掲載情報が2017年11月で止まっていました…笑
現役販売員さん その2
記事読みました。
実際のjaspaの活動を知らない分想像の範疇ですが、エマニュエル氏の思う価値のある販売員は古風な?エレガントさがある?販売員なのでしょうか?
実際今来店されるお客様達はそんな接客求められてるのでしょうか?
知識、教養、分野に特化したスペシャリスト。どれも大切です。
エマニュエル氏もカルティエでの印象的な経験は販売員の知識の豊富さがキッカケだと感じているようですが、彼、何も買ってないじゃないですか笑
このグループラインにいる方々はお客様の未来を創る事の大切さを知っている方々だと思います。
知識、教養があり立ち振る舞いも綺麗である事は良い事だと思います。
しかしお客様が求めていなければ意味は無いのでは?
又、それらの要素はお客様の購買に直結するのか?と言ったら僕はYESとは言い切れないです。
僕は、購買≒お客様にとって良い未来を提供した。と認識しています。
こういった協会の様な組織と一般消費者の間に認識のズレがあるとどの業種でも組織は独り善がりな物になるような気がしてなりません。
一般の方々に直結した価値の提供を認められてこそ販売員の地位向上があるのかなと思いました。
長文失礼致しました。
現役販売員さん その3
教養などの面に関して、販売に直結するかどうかというところで必ずしも捉える必要はないと思いました。
知ることは必要で、古風であろうが何であろうが無駄になる事はないと思います。
知らないことで、お客様が恥をかいたり、販売員に対する信頼がなくなる事はあると思いますが知っていて不利になることはないと思います。
ただ、プラット氏の祖国、フランスで特にラグジュアリー業界にて必要な素養だと思います。
私はフランスでの交換留学も経験しましが、フランスでは販売員はもちろん、客にも素養が求められる場合が多いように感じます。
ただ、販売員のなり手を増やすことや労働条件に関してははっきりと言って何も分かってないと思いました!
デジタル化で現場が変わったことを伝えることで販売員不足解消されるわけないじゃん!と正直思いました。
きちんと価値を認め評価(キャリアアップ、給料アップ)そして、様々な立場で続けて行くことが出来る環境などもっともっと変化して欲しいことがいっぱいあります。
そういったこと無しに販売員の立場向上させたいなどと軽々しく言わないでと思ってしまいます。
しかし、何でも批判することは簡単ですから、評価される質の高い販売員となっていく努力や日々の積み重ねは私達も忘れてはいけないとも思いました。
現役販売員さん その4
記事読ませて頂きました。
・若い販売員は以前不満があるようですが、の質問に対して何も答えになってないのが一番印象的でした。
全体的に抽象的で表面的な内容で、実際の現場との乖離がいまだに大きいというのがあらわれた記事かと思います。
教養に関してもラグジュアリー限定という感じではなくて自分のいるブランドに来るお客様、ターゲット層の人が興味を持つ趣味を勉強すべきだと言いたいのかなと感じたので、組織として場を提供するのであれば、ジャンルを限定せずもっと広い範囲で内容を提供して、それぞれが自由参加出来る型を作るか、もしくは勉強用のお金を支給して後日レポート出させるとかにする方が様々なブランドの人に意味が出るかと思います。
ネットSNSの拡大に伴って販売員の接客が大事になるのは理解してますが、お客様が本当に求めているのはそこなのか。を改める必要があると思います。
未だに売りつけられると思ってしまう人が沢山いる事実に、それは違うと発信し続ける事。
店舗はお客様が自分の意見や要望をブランドの人に直接伝えられる場所だよと発信する事。(あくまで言いたい放題言える場所ではない)
ブランドがしたい事、している事をお客様に伝え理解してもらう、お客様が求めている事を聞いたり、見つけたりする場が店舗。
ここが今必要でネットではできないことだと思います。
おもてなしを求めて店舗に来る人って実はそんなに多くなくて、サイズ感とかちょっとした不安を誰かに聞いたり、自分で見て安心したいのが本音なのかなと。
あくまで教養とかはその後に顧客化するのに必要なファクターであってこの記事は段階を飛ばして話している感じがしました。
長文失礼いたしました。
ツイッターだと長すぎると思ったのでこちらに書かせてもらいました。
現役販売員さん その5
普通だったら読んで流してしまいそうな記事。
日本プロフェッショナル販売員協会代表理事ではなければ。
すごい肩書きですが刺さる内容の記事まではありませんでした。
販売員の代表?でなければ取り上げられることもないまま、忘れ去られた記事かなと。
現役販売員さん その6
これ、販売員っていうより、ブランドアンバサダーでも育てたいんてしょうかね?
エピソードでも買ってないですし。そこは「調査で入ったショップで、買うつもりはなかったのに思わず買ってしまったよHAHAHA!」みたいなの入れて、その人がどうだったかの話をするべきだと思いました。
もし、エマニュエルさんが言っているようなことをアピールする販売員が、彼の会社の面接受けたら
「で、あなたはお客様何人呼べていくら売上作れるの?」って面接した営業は言うでしょうね(人事の方は通るかも)
現役販売員さん その7
私は、ある一定の富裕層が、ラグジュアリーな買い物をする時に、こんな販売員が、いいという希望なのかなと捉えました。
ラグジュアリーブランドで、接客する時、書かれている教養部分は、引き出しとして、持っていたほうが、たとえ、その話題をしなくても、佇まいと、まとう空気みたいなものは、変わるなと実感するので。
今回もRoomはこの話題で盛り上がりましたね。
現役で、しかも自分たちの仕事に責任を持って毎日働いている精鋭メンバーです。
内容もしっかりしてる。
いつもコメントしてくれてありがとう!
誰に伝えたいの?が抜けているから伝わらない。
僕はコメントを読みながら、また何回も記事を読み直していて「いったい何がこんなに違和感があるんだろう?」と考えていました。
で、原因はこれだなと。
この人は販売員に伝えているが、それはごく狭い少数の販売員に向けて言っているんだろうなって。
だから、多くの現役販売員の人たちが「?」になってしまっている。
ちょっとこれは勿体無いと思うんですよね。
なので、お願いを伝えしたいと思います。
「エマニュエル代表理事様。
あなたが知っている販売員って一体誰ですか?
LVMH japanの元社長として個人的な意見お話であれば納得です。
ですが、仮にも「販売員の地位と専門スキルの向上を目的とした日本プロフェッショナル販売員協会」の代表理事としてオフィシャルの場で発信するなら、一度全国の日本のアパレル店舗を視察してください。
あなたがおっしゃる「あるべき姿」を否定するつもりはありませんが、多くの日本の販売員さん達には違和感を持って読まれてしまっています。
今、リアルの店舗環境は大きな岐路に立っているのは現場の販売員も認識していますしね。
そんな中で、あなたのような方に「販売員の重要性が高まっている」と発言してもらえるのは大きな励みになります。
未来に必要とさせる販売員を育てる協会の必要性も感じています。
だからこそ、あなたが見えている範囲の世界で語るのではなく、多くの販売員さん達と話してみてください。
我々は、いつでもお待ちしております。」