店頭アパレル販売員の離職率を下げる方法

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイ(@Playtopsellerです。

アパレル販売員の定着率UPの為に何かやっていますか?

今現在、私の勤めている会社は人員不足にあえいでおります。。。
小さな会社のため、そもそも店舗数が店舗勤務社員数を上回っており、アルバイトさんたちに頼らざるを得ない状況です。
ただ、そこはアパレル系。接客はもちろん、店舗に関わる雑務も多く、アルバイトさんたちの定着率がなかなか上がっていきません。。。

そこで、こちらにいらっしゃる方に伺いたいのですが…
皆様のお勤めの会社では、定着率アップのために何か行っていますか??
また、ご自身が今その会社に勤めている理由や、「うちの会社ってこういうところが良いから人が残るんだろうなー」と思うところはありますか?
単純に、会社のここが好きだから!うちの仕事のここが好き!これが嬉しかったから!これが楽しいから!だから辞めない!というのでも大歓迎です!
どこかに何かヒントがないかなー?と日々探しておりますので、是非なんでも良いのでご意見聞かせてください!!

現役アパレル販売員さんからのアドバイス no1

自店は移転オープンしてから3年経過した駅ビルのテナント店舗、年間売上1億足らずという小さなお店です。
自分含めスタッフは3人、全員社員です。(オープンからいたスタッフが先日退社し、現在3人です。)

自店は平日約30客(平日2人体制)、土日80〜100客(土日3人体制)程度の来店数で3人で回してます。
足りないと思った事もありますが、十分回せます。

自店では、スタッフ定着させるためにあえて大々的な募集はかけていません。
1年前に入社した新人スタッフも 開店してから約3年ほどでようやく入社した子です。

定着率を上げる為に特別やっている事は特にありませんが、やる気のある子、入社後に目指す立ち位置がありちょっとやそっとでは辞めない子を雇って、足元・目先だけの仕事をさせずに、なぜその仕事を行い、将来どの様になっていかなくてはならないのかをみさせる様にしていますよ。

また、「人としての部分の教育」も同時に行い、社会のルールというか、大人になるってこうだよ、という様な話もよくしますね。

僕自身今の店舗、会社に入って10年ですが、一番の理由は、人としてどういう考え方ができる様になっていかなくていけないのか、なぜ今頑張らなくてはならないのかなど色々話をしてくれる、尊敬できる上司(社長)がいる事ですかね。

現役アパレル販売員さんからのアドバイス no2

販売歴1ヶ月のぺーぺーですが、回答させていただきます。

僕がいまの会社に勤めている理由は、接客力を付けるためです。
将来的に販売の業界で働いて行きたいと考え、知人に「接客力が身につく会社」を紹介してもらい入社しました。

1ヶ月経って辞めたいとは思っていませんが、上司(店長)から見た僕の評価が気になっていますし、良いところ悪いところを口にして伝えて欲しいと思っています。早い話がもっとかまって欲しいということです笑

雑務等でお忙しいとは思いますが、アルバイトの方たちと仲良くなるつもりで接してみたらいかがでしょうか?

現役アパレル販売員さんからのアドバイス no3

店長歴6年目で、転勤で転々としてたので人材確保に苦労してる人です(笑)
私のお店は基本的に社員1人、他アルバイト10人弱という運営方法なのでいかに良い人材確保&育てるかが重要なのですが、
一番は時給です。
地域の市場価格より100円近く上げることで募集量が増えて稼ぎたい子と能力が高い子を選べれる環境にしてます。
そして、若い子を確保して定着させるなら楽しい飲み会(ここ重要です!)を定期的に開いて、自主的ですが、SNS(特にインスタのストーリー)にアップしてもらってます。
それを見た友達が楽しそう!働きたいと思って応募してきたらラッキーですし、周りから羨ましがられる状況を作っちゃうことでスタッフの承認欲求は満たされることで、定着しやすくなりました。
個人的ですが、アパレルは他の業種よりキラキラしてます。
そして、若い子は対外的評価を気にする傾向が強いのでキラッキラッを外にアピールしてもらってます。

今の会社に勤めて10年ですが、ここまで自由な会社はないと思って働いてます。
縁あって他社さんからいいお話をいただいたことありますが、やれることの上限がある程度あり、それ以上はキャリアアップしないと難しいなぁと思ってしまい、断りました。
やりたいと思ったとこは常識範囲内であればやらせてもらえるのと、上層部は【どんどん失敗していこう。ただし、報告はしてね。】というタイプなので、どんどん失敗してて楽しいです。
多分、一番失敗してます。笑

辞める理由も続ける理由も十人十色なので、ひとりひとりに合わせてたら時間がないので、私の背中を見て!うちの会社めっちゃ楽しいから!スタンスでやってます。

現役アパレル販売員さんからのアドバイス no4

わたしは自分がこのブランドが好きで、1回面接落ちてるんですけど、エージェントから「ひと枠空いたそうです」と連絡を貰い、その時勤めていた会社を辞めてでも入りたいと思って2度目ですがどうしても入りたいですと訴えて入れたので、辞めるつもりはないんですが「ここの会社にいる理由」が確固たるものであればやめないかもしれないですね…!

現役アパレル販売員さんからのアドバイス no4

私はカジュアル衣料の会社で複数店舗担当しております。

スタッフさんの定着率の向上は、ウチも大きな課題です。
他の方が挙げているように、店長自身の魅力や店舗内のチームワーク。そこに居る事で自分の成長や役割にやり甲斐が見出せる環境というのが、長く続けるポイントなんだろうな、と思います。

が、会社として考えた場合、個々の能力頼みでは限界があります。まだ自身も実行には移せてないのですが、自社の環境だと、例えばスタッフの個人売り管理は評価制度として本当に必要な事なのかな?とか考えてます。
(ウチは店舗によって、役割分担が違うのに、スタッフの評価基準はそこに偏ってます)

もちろん、会社や店舗の環境によって内容は様々だと思いますが、お客様やスタッフの為にならない販売施策が社内に転がっていないか?を見直す事も定着率向上には重要かも知れないですね!

リテールビジネスにとって顧客維持も社員維持も同じぐらい重要です。

僕が受けるコンサルティングの依頼でも最近一番多いのは「店長のマネジメントスキル向上」です。
その中で重要な項目であり、優先順位が高い項目が「部下育成スキル」なんです。

企業、店長がいかに部下に目標をもってもらい、企業の目指す未来に共感してもらえるか?が上記の離職率を下げる事にも繋がって来ます。

顧客に店舗やブランドのファンになってもらう熱量と同じ、いやそれ以上の熱量をもってスタッフ一同にもまずファンになってもらう。
顧客あっての我々。店頭販売員あっての顧客。

忘れないようにしないといけませんね。

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。