半歩先を提案するVMD

またしてもクッソ暑い日が続いておりますが、皆様お変わりありませんか?

僕は久しぶりに熱を出してダウンしてました・・・

基本的には結構丈夫であまり風邪などひかないのですがいつもこの時期と年末に体調を崩すのです。

理由はそこまでは気を張って仕事をして、「ここで倒れたら仕事が回らない」と思っているからだと勝手に思っているkazです。(@kazusanvmd)こんにちは。

 

いやープロ意識ですね!(ナンチャッテ。。。)

 

で、今週の記事ですが、久しぶりにまとめ意外の記事です。

先週の金田くんの記事はもう読まれましたか?

まだですか?ではどーぞー

強気に攻めたVMD訴求が「端境期」の勝機を掴む

 

はい。こんな感じのVMDに関する記事。

要するに「合わせてばかりいないで発信してイコーぜ」みたいな感じですかね。

さて、ではどこでどのようにするのが提案を含めた編集として良いのか?と、いうのを今回は解説していきます。

 

それでは、スタート!

 

なぜ攻めたVMDが出来ないのか?

まず、この時期は各ブランドのMD計画によっては結構な重衣料が入っているところから、まだまだ一枚技のシャツブラウに軽羽織が主軸のところなど様々だと思います。

で、それらを展開する「場所」ですが、通常の無理をしない場合だと一番のキャッチポイントは現時点での気候を考慮した軽いアイテムを展開しているブランドが多いです。

そして少し先のアイテムはサブ、もしくは店内奥の方でチラ見せ定番かと。

 

では、なぜこの定番の形が増えたかと言うと夏の長期化が原因の一つだと思われます。
その為には以前よりも夏の後半、晩夏物と言われる商材量が増えそれらを打ち出し短い期間で消化をしなければいけないからです。

以前は各館もお盆を過ぎれば秋物の立ち上げを要請していましたが今ではその逆でセールを引っ張る、もしくは晩夏を打ち出すように要請します。「まだまだ暑いのですぐに着れるけど6月商材の延長ではなく新規商材で構成してくれ!」なんて風にね。

 

一歩先を提案して購買心をくすぐるのがファッションだ!なんてどの口が言ってたんでしょうね。笑

 

さて、そんな訳で現在の9月なのに夏物の延長。と言う図式が定着してしまったのでなかなか攻めたVMD提案をするところが減ってしまったんですよね。

特にこの時期の商品が残ると冬のセールでは全く戦力にならないので消化最優先になるのは必然です。

なのでお客様が求めるからという理由だけでなく攻められないMD計画になっているのも大きいかと。

 

ただ、今年は増税の関係で攻めた?VMDが増えていると感じています。

今日もとある百貨店を回っていたのですが、あるブランドはすでに20万ほ

どのリバーコートをVPに着せていたりウォーム感のあるニットをVPしていたりと。

こういったものを見ていると「おお、良いねぇ」とか勝手に一人でニヤついています。

 

これが増税対策の今年限りでないと良いのですが・・・

 

一歩と言わずに半歩先

昔はどのブランドもラグジュアリーのように立ち上がりの時期には早めの提案でファーアイテムやコートなどをVPに飾っていましたが一部の知名度のあるブランド以外はそうそう売れるものではなかったので、現在の形になったのもあり、MD計画する際にもそこまで張り切らなくても良いよね・・・

なんて風に考えられています。

流石に一足飛びに冬の提案はいらないですが、やはりファッションにかかわる者としては先行提案はして行きたいですよね。

そんな時はこれ

 

以前ツイートしてますが先に行きすぎてお客様を置いてけぼりにするほどでは意味がありません。いくら攻めたVMDといってもやはり受けてありきの発信です。

それでも、需要だけに答えるのではなく提案として半歩先ぐらいは常にして行きたいところ。

そんな気持ちを含めて僕自身は金田くんのブランドに自信を持って提案していく攻めのスタイルは大賛成です。望むものに答えるプラスαがなければ選ぶお客様も楽しくないはず。

ファッションは楽しむものだ!と、多分どこかの偉い人も言っていたとかいないとか。

 

そんな訳で迷う時ほど提案型の攻めのVMDで自分たちもお客様も楽しい売り場にして行きましょう。

 

それではまた来週。

 

VMDに関する過去記事はこちら
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トプセラ過去VMD記事

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Kaz
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ドメスティックブランド、ラグジュアリーブランド(全てメンズ)で販売及びVMDアシスタントとして経験。販売歴10年。販売時代は店鋪VMD、CRM、スタッフ教育など全てをこなすオールラウンダーとして活躍。その後現会社にVMDとして入社。基本ミセスアッパーブランドを軸に、卸展示会、SC系レディースから百貨店の婦人服、雑貨のブランドを経験。販売経験を元に顧客目線、販売員目線でのVMDを得意とする。店作りのモットーは『買い易く、働きやすい 顧客にもスタッフにも優しい店作り』