本社の人に知って欲しい。営業再開後の店頭のリアルとは?

みなさま、こんにちは。

現役販売員、SAKIです。

前回の記事はこちらから↓

販売員ならぜひオススメしてほしい、誰にでも簡単に取り入れられるチェック柄のオススメ方法

いよいよ6月にはいり、本格的に営業再開後した店舗も増えてきたかと思います。

みなさま、毎日いかがお過ごしでしょうか?

自粛明けから、連勤、通し勤務と頑張ってきましたが、自粛期間が長過ぎて体力が低下した事に加え、突然の大量納品により全身筋肉痛が辛いです(笑)

同じような方が記事を読んでくださっている中にもいらっしゃる気がしています。

実際に営業を再開して、かなりイレギュラーな対応や、判断をせざるを得ない方も増えてきていると思います。今日はそういう悩みを持った方に共感していただき、更には今の悩みを解決できたら嬉しいです。

意外とお客様は出歩いていらっしゃる

再開してみて、平日と土日含め過ごしてみましたが「なんとなく来てみました」という方が結構多い印象です。

言い換えると、「欲しいものは決まってはいないけど、とりあえず来てみました。いいのがあれば欲しいな。」という事です。

ここ数日間、私が意識してきた事はとにかくお客様の話をしっかり伺う事でした。

自粛期間中、家族としかほぼ過ごさなかった方からすると、別の人と話せる事だけで嬉しい、販売員なら話を聞いてくれるよね?という感じの方が沢山いるわけです。

中には久しぶりに出てきたから新作をゆっくりみて、買いたい!という方もいらっしゃいました。

どちらも、出歩いている方は積極的に話しかけてくる方や、試着をしたい、販売員に選んでもらいたいという方が多いです。

一方気になったのが、感染症対策として、試着室の交互利用や、セルフ試着をお願いしていましたが、そんな事はどこへやら…という感じで、お客様との距離が近かったり、着方を直してあげたり…と、自粛前と変わらない部分もありました。

ここは店舗毎や、ブランド、館でルールが決められているところが多いので、臨機応変な対応が求められます。店長は事前にスタッフのケアも必要かと思うので、スタッフが対応する際にどこまでならストレスにならないか事前に把握した方が良いです。

抱える在庫も意外と多い

開業明けに一気に入ってきた納品を捌き切れていない店舗の方が沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

自店も大量納品後、最低人数の運営でストックが前代未聞な散らかり具合になっています。

店長、サブは必ず毎日少しでもストック整理の時間をスタッフに与え、売れ筋商品と今後主力になるものは取り出しやすい場所に置き、売れないものは多少店頭へ持って行き、待機中の客数が少ない時間帯にある程度返品することをオススメします。

しかし、今後クリアランスが計画されている場合は、計画的に返品していかないと返した在庫は再納品されない場合が多いので気を付けましょう。

私のオススメは、過去のオフ率を参考にし、単価が取れるアイテムは取っておく、今後のデリバリーを確認し、8月入荷くらいまでのアイテムとのコーディネートが組めるか確認し、残すものを決める。

今年は特に初秋で売れそうなアイテムは、今後の納品状況が不透明なので、オールシーズン着用できる長袖ニットなどは、取っておく事をおすすめします!

本社の方へ物申す!

開業後、全店舗のラウンドをしましたか?

本社側でも、施作の計画等大変かと思います。

しかし、一つ一つの情報に振り回され、しわ寄せが来ているのは店頭です。

気付いていますか?

売上データではわからない、ストックの保管状況など見ていますか?

私たちが見て欲しいのは、数字ではなく、日々の行動と数字でわからない店舗の現状です。

ぜひ、本社の方は時間があれば各店舗周り、スタッフ一人一人と話をして、ストックを見ていってください。

それが今の、数値ではわからないあなたの管轄するエリアの現状です。

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SAKI
About SAKI 48 Articles
1991(平成3年)2月生まれ、28歳。 販売歴10年。 ゴディバジャパン株式会社にて、洋菓子販売を3年経験したのち、株式会社アダストリア入社。 アパレル販売経験を積み、ステップアップとして国内大手アパレルメーカーへ転職。 1年目から4年連続、館・会社から各種表彰受賞。 ブランド個人売上2年連続全国1位。 現在、都内百貨店でサブ店長を務める。 セールス、マネジメントどちらもこなすプレイングマネージャーとしての目線を生かし、若手からベテランまで、『これなら自分でもできる!』と思っていただけるような、わかりやすい記事を配信いたします。