みなさま、こんにちは。
元トップ販売員SAKIで
前回の記事を書いた時、次はショート接客について書こうと思っておりました。
三度目の緊急事態宣言が発出され、アパレル企業も大半が休業を余儀なくされているのではないでしょうか。
中には、1日1名出勤し、オンライン接客に力を入れている店舗もあるかと思います。
実際に休業中の販売員の方は、今何をしたら良いか、少し休みだからリフレッシュできるけど、いつ再開になるかも現状わからないし不安…営業再開後どうしたら良いのだろう…等不安が沢山あると思います。
しかし、私たちはこれが初めてではなく2回目の経験です。
私は1回目の緊急事態宣言解除後は店長として店舗をどのように統率し、会社から指示がない中スタッフに適切な指示を出し、アクションをとっていただくか本当に悩みました。
特に悩んだのは在庫と店頭展開で、店舗にある在庫を各店判断で展開してくださいとなった時、改めて自分のデータ分析、今のトレンド、お客様の傾向を把握する事は大切だと感じましたし、日々データを読み解く、お客様の声をしっかり聞き、仮説を立て売り場展開をする事、これがとても大切です。
おそらく今回は前回以上に在庫に振り回される事になりますし、会社の指示を頼らず自分たちができる事を精一杯やり切るために今回の記事を書こうと思います!
休業中に出来る準備★新卒スタッフ〜3番手編★
とにかく再開後接客について、売上について不安を抱かれることが多いと思います。
いまのうちに接客スキルを伸ばすために出来ることは、一人でも多くのお客様を仮定しコーディネートの幅を広げることです。
例えば新卒スタッフの場合、目上の方の接客が苦手だと思います。なぜ苦手かと言うと、目上の方のライフスタイルや、どのような着こなしをしているか知らないからです。
②年代ごとに聞いたものを書き出す
③10代〜60代までお手本が集まったら、自分なら〜代のお客様には〜の悩みがある。
それを解消するために〜をお勧めする、なぜなら〜という書き出す
④これを繰り返して積み重ねる
いまは文章でかきましたが、表にまとめると分かりやすいです★
時間がある今だからこそ、ゆっくりお客様や商品に向き合う時間が取れます。
私は新入社員に対し、自分の接客したお客様のデータ(上記と同じ内容)を毎日付箋に書いて渡して一つのノートに年代毎に貼り、接客時の刺さったトークも一緒に書いて渡して、すぐ真似できるようにしていました。
ロープレを行うよりも、実際の顧客を仮定しているので現場に即生かせます。
育成も兼ねてやっていたのですが、売れている人の真似を入り立てからさせることで、すぐに結果に出やすいのが特徴です。
ぜひ実践してみてください☆
休業中に出来る準備★サブ〜店長編★
サブ・店長は店舗運営に直接関わってくるところなので、この期間特にシフト作成、会社との連携等密にやっていかなくてはならないところです。
スタッフのメンタルケア等も必要ですが、即出来るデータ分析のコツをお伝えします。
必要なものは、1Q分の週報、月報、売上管理表(2020年、2019年分)
→2020年実績に対して、いま営業している館の数字を当てはめて立案。ここで大切なのは自店の客層や予算と同規模で作成することです。
②予算が組めたらシフト立案
→通常運営、最低人数運営どちらも作成、この時に気をつけなくてはならないのがスタッフの残休暇日数を申告してもらい、きちんと店長が合っているか上層部へ確認してください。
③売場構成立案
→ここが一番難しいのですが、前年・前々年実績を見て、アイテム差分がある場合そこを何で埋めるか本年の今あるストックリストで作成。
仮設立ての大切なポイントなので客層やニーズ変化も関わってくるところです。
そこは週報のコメントを頼りに変化を知りましょう。
例:2019年は夏セットアップが動いていた→2020年は全然動いていない→コロナ禍で通勤需要が減ったから
2021年も、前年と同じ動きになるから、前年この時期に人気があった在宅環境でもケアしやすい、web会議でも普段使いでもどちらでも使えるブラウスやカットソーとパンツを打ち出そう!
というように、2年分のお客様・アイテム動向を把握し、今あるアイテムに当てはめ、事前に考えておくことで営業再開前日に焦らずに明確な指示を出すことができます。
ぜひ時間がある今、出来ることはまだあるのでぜひ皆様もトライしてみてくださいね♡