こんにちは、モリオカです。
それでは前回に引き続き 骨格診断シリーズ
③ナチュラルタイプについて。
骨格診断とは
「骨格診断」の概要に関しては、こちらの前記事をご覧ください!
シリーズでお読み頂いている方には
重複した文言となってしまいますが
似合う<素材、形、スタイリングバランス>
を3つのタイプに大別した診断手法
診断が出来るようになる、という考え方ではなく
・〜の特徴を持っている場合に〜が似合いやすい
・〜の場合は、〜のアイテムが苦手になりやすい
といった、「似合うを言語化する」事に
重点を置いておりますので
是非気軽に呼んで頂ければ。
①ストレートタイプ
身体に厚みがあり、立体感があるのが特徴のボディタイプ。
「引き算」がキーワード。
②ウェーブタイプ
身体が華奢。ストレートのような厚みがなく
女性らしいソフトな柔らかい質感のボディ。
華奢なボディをカバーする「足し算」がキーワード。
では3タイプ最後である③ナチュラルタイプについて。
ナチュラルタイプの特徴
骨、関節の発達が良く
線の長さがある、スリムなスタイリッシュボディが
特徴のナチュラルタイプ。
特徴を羅列すると
・肉感があまりない、硬めの質感
・骨格の強さを感じる
・平面的で、横から見た時の
厚みはあまりない
・肩幅が広く、上重心
更に細かいポイントを挙げていくと
・指が長い、手が大きい
・手をグーパーした時に筋が目立ちやすく出る
・関節が発達している為指輪が関節で
通りにくいが、通した後グルグル回りやすい
・身長に対して靴のサイズが大きい
・太れない
・鎖骨、肩甲骨が大きく出て目立つ
・骨の発達が良い為、線が長く身長の高い方が多い
(身長の低い方でも、身長が実際より高そうに見える)
この特徴をふまえて
・似合う形
・似合う素材
に落とし込むと
<シルエット>
・骨感のあるボディをカバーできる
身体から離れるボリュームシルエット
スタイリングで、上下共にフィットするような
細身シルエットのモノだけで組んでしまうと
骨感が際立ってしまうためやや苦手です。
ボリュームのあるトップスorボトムスで
(ビッグシルエットが苦手な場合は
素材の厚みでボリュームを乗せる)
どこかにボリュームのあるスタイリングを。
Aライン、Yラインなんて呼ばれている
シルエットが得意とする所ですね。
<素材>
素材の似合わせ=肌質との似合わせ です。
骨感があり、やや肌質に硬さのあるのが特徴の
ナチュラルタイプ。
その硬めの質感に調和するような
・薄すぎない、厚みのある素材
・柔らかすぎない、やや硬さのある素材
語弊を恐れず言うと
お年を召した方を想像して頂くと
わかりやすいです。
加齢と共に肌にハリがややなくなっていき
骨感が目立ち、硬さが目立つ。
そこにペラペラの光ったポリエステル素材を合わせるより
少し重さのある
リネンやブリティッシュツイードを
乗せてあげた方が似合いやすい。
おばあちゃんが
リネンやツイードが似合いやすいのも
この為かと。
シルエットに関しても、おばあちゃんが
ピタピタのハイゲージニットを着るよりも
身幅のあるゆったりとしたシルエットを着た方が
着映えませんか?といった感じですね。
ナチュラルタイプの持ちやすい悩み
なんとなくナチュラルタイプの傾向は
見えてきましたでしょうか?
そんなナチュラルタイプの
持ちやすい悩みが以下です。
①貧相に見える
・身体が薄く、骨感がある為
着るモノによっては「貧相に見える」といった
印象になってしまうナチュラルタイプ。
上記のような
・シルエットでカバーする
・ビッグシルエットが苦手な場合は
素材の厚みを乗せる
等といった方法でカバーします。
②袖丈、パンツ丈が足りない
身長に対して、手足の線の長さがある為
これはメンズに多いのですが
ジャスト丈設定のパンツや
ジャケットの袖丈が足りなくなりやすい。
販売側としては
長さのあるモノをオススメしましょう
としか言えない所ですが
消費者側として
仮に既成ジャケットを探す場合には
ドレスに強いブランドが良いです。
ドレスに強い=お直しを前提として長さに余裕を持たせている
なので、逆にナチュラルにはピッタリ長さが合ったりします。
超手が長い知人と買い物に行った際
ユナイテッド◯ローズのジャケットが
ピッタリハマりました。笑
そしてブランドは明かせませんが
私の勤めているブランドは
ターゲットが比較的ウェーブ向けなので
袖丈は短く、ドレスのジャケットも
ウェーブの私にピッタリハマりますね。
③いかり肩が目立ちやすい
フレームワークの強さがあり、骨の強さがある為
肩の存在感のある方が多い。
肩を目立たせない方法として
・素材に厚みでカバーする
・重心を下げる
→重心を上げすぎると
肩が相対的に目立ってしまう為
ハイウエストでのタックイン等を避ける。
長さを足し重心を下げる事で
目立ちにくくさせます。
以上がナチュラルタイプの特徴です。
他タイプよりも
厚みやシルエットでボリュームを乗せ
どこかにルーズさを出してあげる事で
苦手をカバーした上で、線の長さで
モデルのようなスタイリッシュさを演出できるのが
このナチュラルタイプ。
今のトレンドが得意なタイプでもあるので
今っぽさを取り入れた上で
更にスタイルアップも目指せるのがこのナチュラルなので
是非色々とチャレンジして見てくださいね!
今回で3タイプそれぞれの記事が揃いました。
また見返して頂ければ
自分がどんなタイプで
理論上どんなモノが似合うのか?
が掴めるかと。
是非、この骨格理論を
日々の接客にお役立て頂けますと幸いです!
それではまた次週!