イエローベースとブルーベース どう見分けたらいい?

こんにちは!モリオカです!

SSの立ち上がり時期にもなり、徐々に春物が出始めている頃でしょうか?

まだまだセール物の稼働がメインのお店が多いかとは思いますが
春物の綺麗なカラーリングを見ていると心が躍りますね。

と、カラーベースでアイテムを見る事も多い自身なのですが

色についての理解が深まる前は<イエローベースとブルーベース>を見分けるのに
すごく苦労したな、とふと思いました。

そんな訳で、今回はイエベとブルベを見分けるのに便利な考え方を
解説させていただきます!

ブルーベースとイエローベース

色が人に与える効果①色相

詳細はこちらの<色相>の解説の記事にまとめておりますので
ブルベ、イエベって何だ?って方はこちらをご覧下さい。

ブルーベースの色を着ると
・青みを帯びて、肌の色が白く見える
・白く抜ける事で、シャープに垢抜けて見える
・似合い辛い方は、顔が青白く不健康に見える

イエローベースの色を着ると
・血色よく、元気に見える
・肌に均一感が出て、シミや色ムラがやや目立ちにくくなる
・似合い辛い方は、肌がやや黄ばんだような印象になる

ざっくり挙げるとこのような違いが両者で出てきます。

そんなメリットを伝える為にも、見分けられるように
ならなければですね!

色相環

こちらは、色相環という図。

簡単に言うと、虹の両はしを繋げて輪っかにしちゃいました!という図。

その中に幾つかの青や赤、黄、緑などの色相があり
グラデーションで間を繋ぐ
黄みの緑や青みの紫といった
中間となるカラーが存在します。

一口に<緑>といっても黄色側に色が寄るか、青色側に色が寄るかで
ブルーベースかイエローベースかが変わってきます。

次の図にて詳しく解説を。

色相環を分解して考える

色相環だと情報が伝えにくい為
24個ある色相の数を減らし、シンプルにまとめたのがこの図。
(BB=ブルーベース YB=イエローベース)

メインの色相の
黄→緑→青→紫→赤→橙→黄

黄、橙→イエローベースの特徴を強く持つ色
青、紫→ブルーベースの特徴を強く持つ色
赤、緑→ミドルベースの位置付け

ブルーベース、又はイエローベースの特徴を強く持つ色の方向に近づく事で
ブルーベースかイエローベースかが変わってきます。

(赤みの橙も法則に従うとBBですが、この色はYB)

この色相環の色の並びを覚えておく事で

色が隣接するどちら側なのか?を考えれば
ブルーベースかイエローベースかが判断しやすくなります。

ですが、店頭に出ている色はこのような発色の綺麗な純色(図の黄、緑、青、紫、赤、橙の色)だけでなく
オリーブやブラウン、ベージュ、ピンクなどといったカラーがあります。

これらは、どの純色から派生した色か?を考えると良いです。

・オリーブ→緑から派生した色(青み寄り→ブルーベース 黄み寄り→イエローベース)
・ピンク→赤から派生した色(赤〜紫寄り→ブルーベース 黄み寄り→イエローベース)
・ブラウン→橙辺りから派生した色(赤み寄り→ブルーベース 黄み寄り→イエローベース)
・ベージュ→黄色辺りから派生した色(赤み寄り(ピンクぽい色)→ブルーベース 黄み寄り→イエローベース)

ブラウンやベージュも、イエローベースの特徴が強く出ていますが
赤みやピンクみを帯びた方向に寄る事で
ブルーベースの方が着やすい色の方向性となるわけですね。

私自身もそうですが、ブルーベースの方ってどうしても
ブラウンとベージュを避けてしまいがちになるので
ブルーベースの方が似合う色がある事も是非覚えておいて頂ければと。

青色が苦手な方でも、緑みの青でイエローベース寄りになれば似合う事も多いですし
茶色が苦手な方でも、赤みを帯びた色でブルーベース寄りになれば似合う事もあります。

是非、青、茶などといった視点だけでなく、ブルベ、イエベどちら寄りか?
という視点もあると色に悩むお客様の手助けが出来る事もあるかと思いますので!

それではまた次週!

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。