ファッションに悩む男性に多い「悩み」と「解決策」②

こんにちは!ヒロユキです!

ファッションに悩む男性に多い「悩み」と「解決策」

前回の記事はこちら!

アパレル販売員から「パーソナルスタイリスト」へと転身した私は、日々男性のお客様にサロンにお越しいただき、対面でのファッションコンサルティングを仕事で行なっております。

・パーソナルカラー診断
・骨格診断
・顔タイプ診断

この3つの診断をベースとして、似合うモノを導き出し、それをお伝えし、「お客様の理想のイメージ」にどうやったら近づけるか?というのをコンサルティングの中でお伝えしている、というような感じですね。

接客して商品を売る、という仕事の仕方ではなく、基本的にお客様のファッションに対して抱える悩みをヒアリングし、それに対しての問題解決を行なっていくようなサービスなので

「ファッションのどんな事について悩んでいるのか?」というのをとても良く打ち明けてくださいますし、リアルな声が自分の情報として溜まっています。

という所で、
・お客様が悩む事の多い問題と
・それに対する解決策
というのを前回の記事の中で解決致しました。

今回もそちらの記事に続き、前回では書ききれなかった事例に関して、取り上げて解説を行なっていきます^^

多い悩み⑤ビッグシルエットが着たいけど似合わない

最近専らビッグシルエットがトレンドなのも、あり専ら多いお悩みなのがこちら。

・チャレンジしてみたいけど、何か似合っていない気がする?
・どうやったら着こなせるのかが分からない

というような悩みが、良くお客様から聞く事が多いですね。

まず、ビッグシルエットが苦手になるのはどういう方なのか、というとザックリ今までの経験則で導き出して行きますと
①体型的に似合いづらい
②顔立ち的に似合いづらい

これらが大きく考えられます。

①体型的に似合いづらい
まずはこちら、これがかなり似合わないと感じる場合に大きく感じやすい部分となります。

・体格が良く厚みがある体型→ボリュームに更にボリュームを乗せてしまう為に苦手
・体格がなで肩などの華奢体型→ボリューム感により着られている印象になってしまい苦手

ベルトマークや、上下オーバーシルエットではなく、どちらをジャストサイズにしてシルエットのメリハリをつける!などという方法で似合わせをしていきましょう。

②顔立ち的に似合いづらい

ビッグシルエットは<カジュアル感・若々しい雰囲気>が強くなる為、それに応じてお顔立ち的に似合いやすい・似合いづらいというのも1つとして出てきます。

大人感の強い顔立ち→ビッグシルエットのカジュアル感とミスマッチになってしまう場合も出る
若々しい顔立ち→比較的、カジュアル感の出るビッグシルエットが似合いやすい

というような所もあるので、かなり大人要素の強い顔立ちの方に対しては
・シルエット以外の素材やディティールでキレイ目要素があるモノをチョイスする(ハリのある素材や、パンツであればセンタープレス等 etc)

という所で、ビッグシルエット!という<形>が苦手な場合は、素材や色、テイストなどという所で似合わせが出来る場合もあります。

多い悩み⑥着こなしがワンパターンになってしまう

私のコンサルティングの立場でなくとも、これは接客する中でも良く聞くお悩みでないでしょうか?

毎日仕事としてファッションに触れている私達でなければなかなか「〜と〜を合わせて着回す」などというのを常に考える事も少ないですよね。

お客様にもよりけりですが、少ないアイテムで多く着回す事の出来るアイテムというのはやはり魅力的に映るモノ。

・デニムなんかと合わせても
・スラックスと合わせても
・ジャケットと合わせても、カッコ良いです!

自分達では「合わせているイメージ」を頭の中で思い浮かべられても、お客様はなかなかイメージがしにくいモノもあります。

お店の商品の実物で可視化しながらご提案する事で、しっかりとお客様の頭の中に「着回しコーデのイメージ」を投影して差し上げましょう。

多い悩み⑦適正なサイズ感が分からない

スタッフ側で分かっていても、洋服を買い慣れていないお客様には意外と分からないのが「ジャストサイズ」という定義。

・パンツの適正な丈は?
・袖丈ってどのぐらいが良いの?

ここをお客様に分かる言葉で、明確に示してみましょう。

・パンツの丈
→お鏡で合わせた上で、普段良く履かれるシューズをヒアリング。そのシューズに合わせてベストな丈のご提案。私はメンズのお客様には良く「くるぶしの中央ぐらいにくる丈」というのを1つ目安にしてお伝えしています

袖丈の適正の長さ
→これはジャケット等を取り扱うショップであれば基本的に最初にまずはご指導頂く事が多いかと思います。
・手を直角に曲げた時にジャケットの袖が触れるか触れないかギリギリの丈
・ドレスシャツが1cm軽く覗くぐらいになるバランスの丈
お客様が気にされていない場合でも、よりお客様がベストにカッコ良く着れるバランスをご提案しましょう。

コートなどのアイテムでも、適正な長さというのは慣れない方からすると難しいモノですね。

多い悩み⑧店員さんの言う「似合う」がしっくりこない

これは良く言われる事が多いですね。
ある種接客にそこまで慣れていないお客様も多い事もあり、「似合う」とは言われるけど・・・。と思われる方がすごく多くて。

何をもって「似合う」と言ってくれているのか?
ここの根拠の部分をより知りたいというお客様が本当に多いです。

それが僕がこのトプセラで発信している「理論」の部分が1つ正解だとも思いますし、本当に「似合う!」と実感できるような、感情を乗せた伝え方の部分にもなってくるはずです。

・どういう部分から、似合うと感じるのかを伝える
・なぜそれを提案したいのか。あなただからこその部分をしっかり伝えていく

お客様にも伝わる言葉で、しっかりここを伝えていく事。
そして、お伝えする言葉を信じていただける為の関係構築
ここが本当に大事な部分だと、販売員から離れた立場としてお客様に接していてとても感じたのです。

まとめ

今回はお客様の抱える悩みと解決策という事で
・ビッグシルエットが着たいけど似合わない
・着こなしがワンパターンになってしまう
・適正なサイズ感が分からない
・店員さんの言う「似合う」がしっくりこない

という部分に焦点を当てて、解説を致しました!

ファッションコンサルティングにいらっしゃるような、「ファッションに悩む男性」ってどんな事に悩んでいるの?という部分を深く知っていただき、より接客にお役立て頂けましたら幸いです!

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。