【TopSellerがおしえる圧倒的に売るためだけの教科書 vol7】 圧倒的に売りたいなら「否定しろ」

こんにちは、TopSeller.Style「トプセラ」のヨツモト リョウヘイです。

先週に「誤字脱字」のご指摘があちこちからくるようになってね、、、と話しましたが

なんと「じゃあ記事公開されたら校正してあげるよ!!」という心優しい天使さんが現れ

 

はい。
先週の記事から誤字脱字はございません。(正確に言うと修正している。笑)
この記事もアップした瞬間には誤字脱字があるかもしれませんが、すぐに校正が入り修正されますので大丈夫です。
ある意味、誤字脱字を見れたあなたはレアでラッキー。笑

ま、どうでもいい話は置いといて。。。

さて、連載7回目です。
ちなみにこの「教科書シリーズ」はVol15で完結です。(予定な。)

vo1-vol4が「ファーストアプローチ」までに何をすればいいか?
vol5から「ファーストアプローチ」以降のお話に突入しています。

では、恒例の復習です。

【TopSellerがおしえる圧倒的に売るためだけの教科書 vol5】 圧倒的に売りたいなら「教えるな」

【TopSellerがおしえる圧倒的に売るためだけの教科書 vol6】 圧倒的に売りたいなら「しゃべるな」

「教えず」に「しゃべらず」の次にあなたがする行動は、、、「否定しろ」です。

 

なんでも「大丈夫ですよ」って答えに嘘はないか?

「この色似合ってますか?」
「このサイズであってますか?」
「こんなシーンで着たいのですがふさわしいですか?」

お客様が不安に思い、あなたにしてくる質問。
そして、あなたの答えは

「はい、大丈夫ですよ!」

その答え本心ですか?
もちろん、あなたの知識や経験を踏まえて心から「大丈夫です」と答えているのであれば問題ありません。
ですが、ただただ「売りたい」が為に「大丈夫」という言葉を返していませんか?

販売員として売り場に立っている以上「買ってほしい」「売上をあげたい」という気持ちはわかります。
ただ、その気持ちが強くなりすぎて「ちょっとサイズ合ってないけど、、、お客さん欲しそうだし、これしかないし、、、別に変じゃないし。。。(でも最高にお洒落だとは思えない。。。)」という気持ちを抱えながら「大丈夫ですよ!」と押し切ってしまってる場面ありませんか?

お客さんが「欲しい」と思う商品を気持ち良く買ってもらう。
これは大切な仕事の1つです。
でも、そのお客さんに心の底から「今度、今日お買い上げ頂いた服を着てご来店してくださいね!」って笑顔で言えますか?

どっか引っかかる自分いません?
いますよね?
で、往々にして自分がそんな風に思ったお客様も家に帰って

「あれ?やっぱこれちょっと似合ってない気がする。なんか少しデカくない?」なんて思ったりしてるんですよ。

「しまった失敗した」
「店員さんが大丈夫って言ったから買ったのに、、、やめておけばよかった。」
こんな風に思われてしまえば、、、もう2度と来てくれませんよね?

お客さんが「ま、これでいいよね。大丈夫だよね」と思っている商品をわざわざ「いや、それちょっとサイズ合ってないですね。」余計なひと言で「え、じゃあ買うのやめておこうかな。欲しかったのに。」なんて思わせていいのか!!と思うかもしれませんが、そっちの方がいいです。

なんでも大丈夫!って言うより、ちゃんと時には「否定」してあげる勇気を持ってください。

「すみません、せっかく気に入って頂いているんですが今回はお買い上げ見送ってもらった方がいいと思います。」

これね、実際に僕が受けた事ある「接客」です。
セールの時期にリサーチで店舗を回っていた時に、たまたま入った店で気に入ったセットアップがあったんですよね。
聞いてみればサイズは出ている分しか無い。
見た感じ「ちょっと僕にはデカイかなー」と思ったんですが、すすめられるがままに試着することに。

上下で着てみてフィッティング出て大きめな鏡の前に。
試着をすすめてくれた販売員さんは「ちょっと大きいですが今はダボっと着てもらうのもカッコいいのでアリですね!」と一生懸命すすめてくれるのですが、、、まぁやっぱデカイ。笑
ビッグサイズシルエットって感じで着るにしても、やっぱ似合ってない。笑

そんな事を思っていたら横から落ち着いた感じのベテランぽい販売員さん登場。

「すみません、せっかく気に入って頂いているんですが今回はお買い上げ見送ってもらった方がいいと思います。」
「そのサイズだと、お客様にはやはり大きすぎると思うんです。」
「今はセールでサイズが揃っていませんので、新しいシーズンのセットアップを見にきて頂けませんか?」

と、サクサクお話するんですよ。
僕も気に入っていたけど、その言葉で「そうですよね」と諦めもつく。
否定されたけど、全然悪い気しませんよね。

逆に「ありがとう」ですよ。

もちろん後日、新しいシーズンの商品を買いに行きましたよ。

 

お客様への優しさを持っているからこそ「否定」する。

お客様の「欲しい」を気持ちよく買ってもらう。
これも「お客様への優しさを持った」販売員です。

ですが、お客様が欲しいと思っていても

 

その商品がお客様にとってパーフェクトでは無いと思うのであれば、ちゃんと否定してあげるのも「優しさ」です。

 

売りたいが為になんでも「大丈夫です!」なんて言ってませんか?
プロとしてお客様をお迎えするのであれば、時には「否定」する優しさを持つ勇気も必要です。

本当にお客様に最高の物を届ける為に嘘をつかない事が「圧倒的に売れる販売員」への第1歩です。

では、また来週!!

 

PS

プロとしてお客様をお迎えする。
そんなあなたにこちらも読んでもらいたい。

「他にも同じ商品があるのに なぜあなたのところから買わないといけないのか?」の答え。

 

 

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四元亮平
About 四元亮平 183 Articles
PLAY inc 代表/リテールコンサルタント 全力でアパレル販売員を応援するメディア「TopSeller.Style」主宰 文化服装学院リテイルブランディング科 特別講師 アパレル企業のリテールマネジメントやBMW japanなどの他業界でもセールスコンサルティングを提供し、近年はリテール販売員のDX化を推進するデジタルセールス&マーケティングコンサルティングも実施。 アパレル業界全体のリテールロイヤリティ向上を目指しwebメディア「TopSeller.Style 」の運営や文化服装学院の特別講師も務める。 リアル.デジタル.経営.ベンダー全てを経験し四方向のナレッジをカバーできるスキルが強み。