色の要素を組み合わせて起こる効果

こんにちは。
木曜日担当のモリオカです!

秋も深まり、徐々に店頭にも
冬のシーズンカラーが
並び出している頃でしょうか。

鮮やかな色調の冬のビビッドカラー
見ていてとても心が躍りますよね。

そんなカラーの知識を
今回はまた掘り下げていきます。

色彩の4要素

色が人に与える効果①色相

色が人に与える効果②明度

色が人に与える効果③彩度

色が人に与える効果④清濁

こちらの記事にて、4項目に分け
「色が人に与える効果」を解説してまいりました。

「パーソナルカラー」というと
似合う色診断でしょ?
有資格者でなければ、活用できなくない?と
思われるかもしれません。

ですが
今自身が解説している内容としては、

色を4つの要素に分解して考えた上で
<客観的なその色が及ぼす事実>をお客様にお伝えするノウハウです。

勿論、肌の色の色調に馴染み切らず
「どう見ても似合わない」と
感じられるような色ですと
率直に「似合いずらい」と
お伝え頂く方が良いですが

一方で
色の視点で「似合うのかな?」とお悩みの方に
+aで「こういう効果もある色なんです」
という切り口で、ご活用いただければと思います!

そして今回は
その色彩4要素を
実際にショップに並んでいるような
色に落とし込んで考えるとどうなるのか?

いくつかの色を例に挙げ
色彩4要素を踏まえながら
解説してみます!

色を4要素で分解して考える

①モカブラウン
これを細かく見ていきますと
色相:イエローベース
明度:中明度
清濁:濁色
彩度:中彩度

<効果>
・肌を黄みに寄せ、肌に血色を乗せられる
・イエローベースの効果と濁色が組み合わさり、より肌に均一感が出る
・パーソナルカラー4シーズン<秋>に最適

②ティールブルー
色相:イエローベース
明度:中明度
清濁:濁色
彩度:中彩度

<効果>
・上記同様、肌に血色を乗せられる
・上記同様、より肌に均一感が出る
・ベースの色味が「緑寄りの青」。スタンダードな青を
苦手な人が使い易い青色
・パーソナルカラー4シーズン<秋>に最適

③パープル
色相:ブルーベース
明度:中明度
清濁:清色
彩度:中〜高彩度

<効果>
・肌を青みによせ、美白効果を生み出す
・清色とブルーベースの相乗効果で、より肌をクリアに見せる
・彩度が高いので、ブルーベースでも色が抜けすぎない
・パーソナルカラー4シーズン<冬>に最適

トレンドとしてよく出ているカラーをザッと3つ挙げてみましたが
分解して考えると非常に近しい属性になってしまいました。笑

秋に出てくる事の多い色調には
上記①と②のような効果を及ぼす効果がある
カラーが多いとも言えますね。

「なりたいイメージ」から考える組み合わせ

では次は
「こうなりたい」というイメージ側から
それに即したカラーを考えます。

<美白効果をより出す場合>
美白効果を出せる組み合わせ↓

色相:ブルーベース
明度:高明度
清濁:清色

例は①ラベンダー。
より美白に見せるには、顔の色みを抜く
上記の条件を揃えましょう。

3つ合わせれば効果バツグン ですが
不健康に見えてしまう場合は要素を減らします。

<小顔効果をより出す場合>
色相:ブルーベース
明度:低明度
清濁:暗清色

例は②ミッドナイト。
より小顔効果を出す為に
・ブルーベースで青みに寄せスッキリ感を
・低明度で収縮効果を出し
・暗めの清色で輪郭の線を強調する

黒々しいブラックが分かりやすく
小顔効果がありますが
顔が暗く見えてしまう場合は要素を減らします。

<元気な顔色に見せる>
色相:イエローベース
明度:中明度
清濁:清色

例は③のグリーン。
・血色よく見せるイエローベースに
・中明度、高彩度で顔に華やかさを乗せ
・清色で顔にハリツヤを乗せる

元気に見せられる反面
色を非常に乗せる組み合わせなので
うるさくなる場合は要素を減らして調整します。

このように
色の要素を分解して考えた上で
組み合わせて起こる効果等にも踏み込む事で
より多角的な視点から色を捉える事が出来るようになります。

どんな要素を持つグリーンなのか?
パープルなのか?
など、ちょっと視点を増やして色を見てみるとまた面白いですよ!

それではまた次週!

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森岡 裕之
About 森岡 裕之 62 Articles
1993年生まれ。現在は某アパレルブランドにて入社3年目、店頭で販売を行なっている。その前は高卒でファッションとは無縁の工場に3年間就職。 ファッションが好きな気持ちを諦められず退職後、服飾専門学校にて3年間ショップ運営のノウハウを学び現在に至る。入社後は一年半、メンズにて販売を行いその後ウィメンズに配属。「カワイイ」で通じ合う、レディースのフィーリング要素の強い接客に苦しみ「パーソナルカラー」「骨格アドバイザー」「顔タイプアドバイザー」の理論的要素を学ぶ。センスや感覚に頼らず 理論的に根拠のある「似合う」を伝える接客を大切にし日々店頭販売に取り組んでいる。